Spice -映画・本・美術の日記-

「タイピスト！」を観てきました。
1950年代のフランス、田舎で雑貨店を営む家の娘ローズ（デボラ・フランソワ）は、都会に出て自分の人生を切り開きたいと思い、保険会社の秘書の面接を受ける。雇い主のルイ（ロマン・デュリス）にタイプが得意と猛アピールして採用される。しかし試用期間が切れると、秘書に向いていないと言われる。正式採用の条件はタイプライター早打ち大会に出て優勝すること、ローズはルイにコーチされて、才能を開花し、地方大会、フランス大会、世界大会と駒を進めていく…。
キュートでおしゃれでノスタルジック！女子が好きな映画です。昔のオードリー・ヘップバーンの映画のような雰囲気だけど、古い感じはしなくて、ファッションなども洗練されていてかわいかったです。
それにプラスして、スポ根もの（スポーツ根性もの）のような味わいもあるのです。主人公がコーチに鍛えられて奮闘し、いつしか恋も芽生えて行く、タイプライター早打ち大会の決勝戦はまるでボクシングの試合のような一騎打ち、コーチがセコンドのようにアドバイス、観客の応援もあって盛り上がりました。

★★★★☆　4+