紅椿 隅田川御用帳92021/07/30



「紅椿 隅田川御用帳9」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
ならず者の弥蔵が遺体で見つかった。「慶光寺」御用宿「橘屋」の十四郎は、遺体の傍らに落ちていた鈴が以前、駆け込みをした女の付き添いで来たお春の物ではないかと危惧する。そして、お春は町方の手に落ち、岡っ引は罪を認めないお春に迫る。そこには我が子への母の想いが。
岡っ引きでも、ずいぶん強引な人もいるなぁと思った一遍。親子愛を感じる話で、良かったです。殺しを疑われて、真犯人を探し出すというテーマは多いです。今回は、お登勢の亡くなった旦那さんの事がわかる話がありました。結婚前や結婚してからのお登勢が、どんな感じだったのか。旦那さんを思う姿に、十四郎は、嫉妬ではないですが、複雑な気持ちになるようです。

特製キーマカリー2021/07/29




“恋とスパイス”東京駅構内で改札外にあります。新宿中村屋がやっているカレー屋さんです。特製キーマカリーを選択。それほど辛くはないですが、辛味スパイスで自分で調整できます。パクチーがのっていて、美味しかったです。パクチー嫌いな人は、他に替えられるみたいです。他のメニューも気になりました。また行きたいです。

サイダーのように言葉が湧き上がる2021/07/28


サイダーのように言葉が湧き上がる

「サイダーのように言葉が湧き上がる」 TOHOシネマズ上野
俳句以外では思ったことをなかなか口に出せない少年チェリー(声:市川染五郎)は、ヘッドホンで外部との接触を遮断して生きている。ある日彼は、見た目のコンプレックスをマスクで隠す少女スマイル(声:杉咲花)とショッピングモールで出会い、SNSを通じて少しずつ言葉を交わすように。そんな中、バイト先で出会った老人フジヤマが思い出のレコードを探し回る理由を知った2人は、フジヤマの願いをかなえるためレコード探しを手伝うことに。一緒に行動するうちに急速に距離を縮めていくチェリーとスマイルだったが、ある出来事をきっかけに2人の思いはすれ違ってしまう。
郊外の巨大ショッピングモールが舞台。人とのコミュニケーションが苦手な少年と、出っ歯を気にしていて、歯の矯正中なのが恥ずかしくて、マスクを手放せない少女。気恥ずかしくなってしまいそうな、青春ものでした。両方とも幼い感じだし、純情過ぎました。ポスターの絵もそうですが、独特なカラフルな色合いで、きれいでした。リアルよりもイラスト風で良かったです。
現代風に、呼び名がハンドルネームで、SNSでも使っている名前でした。チェリーはもちろん本名ではなくて、さくらという苗字だったと思います。その名前で俳句を作っては発表しています。スマイルはLIVE動画投稿をしていて、フォロワーもたくさんいます。チェリーが母の代打で、ショッピングモール内の老人施設(デイケア施設)で、アルバイトをしています。もう慣れている感じなので、長いのかもしれません。そこでお年寄りたちと一緒に俳句を作ったりしています。コミュニケーションが苦手と言っても、ちゃんと同世代の友達はいるようです。フジヤマのレコードを探して、フジヤマの若い頃の思い出と、若い2人の青春がリンクしているようです。

★★★☆☆ 3

夏のご挨拶を申し上げます2021/07/27


 
友達から届いたふみの日の消印です。ポストカード、切手、消印を合わせてくれています。


夏の霧 隅田川御用帳82021/07/26



「夏の霧 隅田川御用帳8」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
縁切り寺「慶光寺」御用宿「橘屋」に、小料理屋「鶴亀屋」の仲居お勝が駆け込んで来た。亭主の段七は牡丹作りの名人なのだが、売れた牡丹の苗木のお金をどこかに持って行ってしまっているのだという。橘屋の用心棒・塙十四郎はその亭主のことを調べ出すのだが……。
まず問題が提示されて、橘屋の番頭と一緒に調べるといろいろわかってきて、最後に真剣勝負があるという流れになっています。剣での戦いは、小説ならば文章を読んで想像するしかないのだけど、相手の剣をはらったり、躱したり、スピード感があります。相手のどこを切ったか、殺したのか、怪我させたのか。だいたいは御用の者が来て召し捕られていきます。そして、一件落着。わかっていても面白いです。

タコとベーコンと夏野菜の和風しょうゆペペロンチーニすぱ2021/07/25



映画行く前に食べたのは“すぱじろう”の7月期間限定メニュー。タコとベーコンと夏野菜の和風しょうゆペペロンチーニすぱ。時間の関係もあって、パスタの量は少なめのSサイズにしました。美味しかったです。やっぱり和風って、食が進みます。

83歳のやさしいスパイ2021/07/24


83歳のやさしいスパイ

「83歳のやさしいスパイ」 シネスイッチ銀座
妻を亡くして新たな生きがいを探していた83歳の男性セルヒオ(セルヒオ・チャミー)は、80~90歳の男性が条件という探偵事務所の求人に応募する。その業務内容はある老人ホームの内定調査で、依頼人はホームに入居している母が虐待されているのではないかという疑念を抱いていた。セルヒオはスパイとして老人ホームに入居し、ホームでの生活の様子を毎日ひそかに報告することなるが、誰からも好まれる心優しい彼は、調査を行うかたわら、いつしか悩み多き入居者たちの良き相談相手となっていく。舞台となった老人ホームの許可を得て、スパイとは明かさずに3カ月間撮影されたドキュメンタリー。
主人公セルヒオが、良い人そうで、おばあちゃん達の話をよく聞いてあげていました。認知症の人にも、誠実に対応していました。老人ホームは、なかなか良い環境に見えました。多分チリの老人ホーム。ぼーっとしてる人も多いけど、みんな思い思いに自由にゆったりと過ごしています。大きな事件もないけど、入居者の気持ちがわかります。でも、ちょっと眠くなってしまったなぁ。

★★★☆☆ 3

シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち2021/07/23


シャイニー・シュリンプス!

「シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち」 ヒューマントラストシネマ有楽町
元オリンピック銀メダリストの水泳選手マチアス(ニコラ・コブ)は、同性愛者に対する心ない発言への罰として、ゲイのアマチュア水球チーム「シャイニー・シュリンプス」のコーチに就任する。弱小チームの彼らを3カ月後に開催される世界最大のLBGTQ+五輪「ゲイゲームズ」に出場させようとするが、パーティ好きで勝ち負けにこだわらない個性的なメンバーたちをまとめあげるべく、悪戦苦闘する……。モデルとなった水球チームのメンバーであるセドリック・ル・ギャロが監督・脚本を手がけているそうです。だから、本当にこんな陽気なチームがあるのでしょうね。フランス代表のために対戦したのは、レズのチームで、男勝りな感じでした。ゲイゲームズというのを初めて知りました。LBGTQのための総合競技大会です。来年は香港で開催されるのも決まっているようです。ちょっとお祭り騒ぎのような気もします。
男のシンクロチームの映画「シンク・オア・スイム」を思い出します。よく似ているかもしれません。でも、それより私が一番に思い出したのは「誰もが愛しいチャンピオン」という映画です。ハンディキャップを持つ選手たちのバスケットボールチームを、イヤイヤコーチすることになった主人公が、彼らの良さを知っていくというストーリーです。「シャイニー・シュプリングス!」でも、アスリートであるマチアスは、仕方なくコーチを引き受けるのです。早く解放されたいし、自分の練習に集中したいのですが、陽気な彼らに引っ張りまわされていきます。キャラクターが強烈でしたが、辛い事も、明るくしていくパワーがあって、爽やかでした。

★★★★☆ 4

春雷 隅田川御用帳72021/07/22



「春雷 隅田川御用帳7」 藤原 緋沙子・著 光文社文庫
縁切り寺「慶光寺」御用宿「橘屋」の雇われ人、塙十四郎は、捨てられていた赤子を拾い、慣れぬ子育てに悪戦苦闘していた。赤子の母親は、慶光寺に駆け込んできたお初とわかりひと安心。だが、お初が駆け込みに及んだ夫婦不和の背後に不審な座頭金の組織がちらつく。
ハッピーエンドとそうでないものがあります。なんでもハッピーに終わらせてほしいものですが、人生のままならなさというのもテーマでもあるのでしょう。
特に武士というのは、堅苦しいところもあり、誇りを守らないとならないことが絶対です。この本の中には、奥さんの不義を疑われて、実際は何もなかったにも関わらず、敵を討たなければならないという状況になってしまいます。そうしないと、お家の継続が難しいというのです。武士の矜持というのは、カッコ良い部分もあるけれど、なんとも融通の利かないものです。

安西水丸展2021/07/21


 
「安西水丸展」 世田谷文学館
安西水丸さん(1942ー2014)東京生まれ。日本大学芸術学部美術学科造形コースを卒業後、電通や平凡社などでアートディレクターを務め、その後フリーのイラストレーターに転身。絵本「がたん ごとん がたん ごとん」の出版や、作家 村上春樹の装丁を手掛けるなど幅広く活動しました。


世田谷文学館へ初めて行きました。京王線蘆花公園駅の近くです。緑が多くて良い環境です。



写真撮影OKでした。シンプルな筆致で、クリアな色遣い、素敵でした。
安西水丸さんと言えば!私は村上春樹さんの本の表紙が印象的です。「中国行きのスロウ・ボート」が出会いかも。本は飾ってあったけど、原画はなかったです。絵本もいろいろ出しているのですね。知りませんでした。
昔、銀座のバーでアルバイトしていた時があったのですが、キープされているボトルに、安西水丸さんのがあったのです。いつか会えるかもと期待していたけど、お会いする機会はありませんでした。


世田谷文学館内の“喫茶どんぐり”の10食限定カレーライス。そんなに早い時間ではなかったけど、聞いてみたらまだありました。骨付き鶏肉入りですが、すぐに骨と肉がほぐれて、食べやすかったです。