はなとゆめ2020/02/23


はなとゆめ

「はなとゆめ」 冲方 丁・著 角川文庫
清少納言は28歳にして帝の后・中宮定子に仕えることになる。内裏の雰囲気に馴染めずにいたが、定子に才能を認められていく。やがて藤原道長と定子一族との政争に巻き込まれ……。
ちょっと内容が想像するのは難しい話ではあったけど、女性の立場から、いろいろな考えが描かれていて、作者は男性だけど、女性が書いたような雰囲気がしました。清少納言がまだそのように呼ばれていない頃から、枕草子を描く背景や、人間関係、政治に翻弄される様が、美しい文体で描かれていました。この時代は、本当に歌の意味を理解する読解力が必要だし、古い歌もたくさん知っていて、その時の自分の気持ちを歌で表さないとならないので、すごい大変に思いました。
歌だけを送って、気持ちをくんでもらうって、正しく理解しない人もいるのではないかと思っていまいます。通じ合っている人とは、それだけで深く理解できるようです。逆にだらだらと書くよりも、真意がわかってもらえるのです。
清少納言が、ずーと昔に書いたものが、今でも読まれているのですから、すばらしい表現者だったと思います。その才能を見出してくれた方が、若いのに崇高な人です。今となっては真実はわからないですけど、これを読むと藤原道長を嫌いになります。

ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像2020/02/22


ラスト・ディール

「ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像」 ユーロライブ(試写会)
年老いた美術商オラヴィ(ヘイッキ・ノウシアイネン)は、家族よりも仕事を優先して生きてきた。そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってくる。その内容は、問題児の孫息子オットーを、職業体験のため数日間預かってほしいというお願いだった。そんな中、オラヴィはオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われる。価値ある作品だと確信するオラヴィだったが、絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるという。オットーとともに作者を探し始めたオラヴィは、その画風から近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンの作品といえる証拠を掴む。「幻の名画」を手に入れるべく資金集めに奔走する……。
フィンランド映画。画家のイリヤ・レーピンに興味を持ちました。名前を聞いたことある程度でした。画商の仕事って、こういう風になっているのかと思いつつ見ました。でも、絵の知識がなくても楽しめます。主人公がおじいさんだし、全体的に暗めのトーンです。派手なクライマックスではないですけど、静かな感動がありました。こうなったら良いなぁと思う方へはいかないのですが、結果的には良い話でした。好きです。すれ違ってしまった年老いた父とその娘、決して思いやってないわけではないのだろうけど、仕事に夢中になって、ないがしろにしてきてしまったのだと思います。孫息子オットーは活躍してくれるて、父娘だけでは、わかりあえなかった関係を、彼がいることによってつなげてくれています。
クラウス・ハロ監督は「ヤコブへの手紙」「こころの剣士を」と見てきて、お気に入りの監督になりつつあります。調べてみたら、主人公のオラヴィはヤコブへの手紙のヤコブ役の人でした。

★★★★☆ 4+

アップルパイと紅茶2020/02/20




ちょっと前後しますが、たばこと塩の博物館へ行った時に、押上の東京ソラマチの“アフタヌーンティー”で食べました。
紅茶はアフタヌーンティーという名前のを頼みました。変わったタイプのアップルパイです。美味しかったです。紅茶は、ポットサービスで、ゆっくりできました。

カフェラテ2020/02/19



銀座“カフェフレディ”へ行ってカフェラテ。かわいい。

和食ランチで友人の誕生日祝い2020/02/18



2月誕生日の友人と会ってランチ。銀座の“大志満”へ。
加賀料理の治部煮が、好きです。とろみがある真ん中のお碗です。
右は食前酒。


ツナサラダ。



いろんなものをちょっとずつ食べられます。おいしい炊き込みご飯と味噌汁もあったのに、写真を撮るのを忘れました。



ネットで予約する時に、食事の目的を選ぶ欄があったので、誕生日を選択しておいただけなのですが、友人のは、バースデープレートになってました。

グッドライアー 偽りのゲーム2020/02/17


グッドライアー 偽りのゲーム

「グッドライアー 偽りのゲーム」 TOHOシネマズ日比谷
インターネットの出会い系サイトを通じて知り合った老紳士のロイ(イアン・マッケラン)と未亡人のベティ(ヘレン・ミレン)。実はベテラン詐欺師のロイは、夫を亡くした資産家ベティから全財産をだまし取ろうと策略をめぐらせていた。世間知らずのベティは徐々にロイのことを信頼するようになるのだが、単純な詐欺のはずだった計画は徐々に思いがけない方向へと進んでいき……。
イアン・マッケランも、ヘレン・ミレンも好きな俳優さんです。先はなんとなく予想できるのですが、どうやって、そしてどのような事情があるのかが、興味深いです。ロイはかなり非情な男です。ベティの前では、善人で弱い男のふりをして、いわば演技の中でまた違う役を演じているわけです。その変わり身はすごいです。もちろんヘレン・ミレンも良かったので、つまらないわけはないですね。

★★★★☆  4

実家ごはん・コロッケ2020/02/16



母の作る料理の中で、私が一番好きなのは、コロッケです。写真じゃわかりにくいかもしれないけど、形が丸みがあるのです。おはぎみたいな大きさと形なんです。中がふわふわで、柔らかいです。茄子の揚げてあるのと、一緒にお皿にのっています。

珈琲店タレーランの事件簿 32020/02/15


珈琲店タレーランの事件簿 3

「珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは」
岡崎琢磨・著 宝島社文庫
関西バリスタ大会に出場した珈琲店タレーランの切間美星は、競技中に起きた異物混入事件に巻き込まれる。出場者同士が疑心暗鬼に陥る中、付き添いのアオヤマと犯人を突き止めるべく奔走する……。
1、2巻とは違って、舞台がほとんどバリスタ大会でした。名探偵・美星が解き明かす推理となって、出場者だったのに、犯人探し役になってしまって、なんか残念です。バリスタとしての実力を発揮するところをもっと読みたかったです。
つまらないわけでもなかったですが、事情が入り組んでいましたので、サッパリしませんでした。