ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密2020/02/14


ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密

「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」 TOHOシネマズ日比谷
世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリスタファー・プラマー)の85歳の誕生日パーティーが彼の豪邸で開かれた。その翌朝、ハーランが遺体となって発見される。依頼を受けた名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、事件の調査を進めていく。莫大な資産を抱えるハーランの子どもたちとその家族、家政婦、専属看護師と、屋敷にいた全員が事件の第一容疑者となったことから、裕福な家族の裏側に隠れたさまざまな人間関係があぶりだされていく。
莫大な資産を持つおじいさんが亡くなり、自殺か殺人か、怪しい人だらけの周囲の人たち、果たして真相は?昔ながらのミステリー風で、名探偵が解き明かす、王道風なんだけど、なかなかひねりが効いていて、楽しかったです。
お屋敷は、内装がゴテゴテしていて、わかりやすい金持ち、時に大きくなる音楽、あえての演出なのだと思います。アガサ・クリスティーの世界を思わせます。
映画通を唸らせる新旧のスターたちが共演しています。007やキャプテンアメリカのクリス・エヴァンス、ドン・ジョンソンや、クリストファー・プラマー、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレットなど。クセのある役が多いです。面白かったです。

★★★★☆ 4

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_ ここなつ映画レビュー - 2020/03/12 12:31

極上の作品。古典的とも言える位にベタベタな推理モノ…とはなっていない。一見そう見えるのだけれど、ユーモアがまぶされていて、それが多少は下品混じりのものになっていたとしても、かなり愉快である。さすが「アガサ・クリスティーに捧げるオリジナル脚本」だけのことはある。そういえば、どことなく「ねじれた家」のテイストがあった。似ているのは豪邸とそれを取り巻くキナ臭い家族、という設定だけなのかもしれないけれど。ベストセラー推理作家のハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の遺体が館内で発見された。御歳85歳。館のコレクションのナイフの一つで首を掻き切っていて、自殺と思われた。だが一応警察がやってき…