光琳と乾山2018/05/06

光琳と乾山

「光琳と乾山 芸術家兄弟・響き合う美意識」 根津美術館
尾形光琳(1658~1716)は、江戸時代のなかばに、日本美術における装飾の伝統を現代のデザインに伯仲する次元にまで高めた画家であり、意匠作家です。
「燕子花図屏風」は、光琳の代表作です。
一方、光琳の弟である乾山(1663~1743)は、やきものの世界に新風を巻き起こした陶芸家です。日本や中国、さらに西洋におよぶ様々なやきものを学びつつ、自らの趣味嗜好をも反映させた多彩な作品を世に送りだしました。
芸術家の兄弟の作品を通して、それぞれの魅力を再確認できる展覧会です。
乾山が器を作り光琳がそこに絵を描いた兄弟合作の作品も多いですが、乾山も絵が上手くて、絵師としての作品も多く残しているようです。今回は乾山の作品をたくさん見れました。
先日、葉室麟の小説「乾山晩愁」を読んだので、行きたいと思っていました。
「燕子花図屏風」は、いつもこの季節に公開されていて、私は何度か見ています。美しい庭を拝見しながら、芸術も楽しめるので、おすすめの美術館です。
この季節は庭にカキツバタが咲いています。



“蕎麦きり みよた”で天盛りそばを食べました。さっぱり食べられて美味しかった。また行きたいです。

特別展 人体 神秘への挑戦2018/05/01


特別展 人体

「特別展 人体 神秘への挑戦」 国立科学博物館
人間や動物の体の神秘について。先人たちの探求や功績、最新の研究によりわかってきたことなど。人間ができあがることは、本当に神秘です。
そして、多くの研究によって、医学が発達してきたことがわかります。
模型や図だけでなく、臓器や骨も展示されています。体のしくみの勉強になります。
なかには顕微鏡映像にカラフルな着色を施した写真や、臓器や神経がイルミネーションのような照明で表されていたりして、アート作品のようでした。
見応えのある展示点数で、ちょっと疲れました。それに混んでいました。

名作誕生-つながる日本美術2018/05/01


名作誕生-つながる日本美術

「名作誕生-つながる日本美術」 東京国立博物館 平成館
日本美術史上に輝く「名作」たちは、さまざまなドラマをもって生まれ、受け継がれ、次の名作の誕生へとつながってきました。
作品同士の影響関係や共通する美意識に着目し、地域や時代を超えたさまざまな名作誕生のドラマを、国宝・重要文化財含め約130件を紹介しています。
伊藤若冲や長谷川等伯、尾形光琳の国宝八橋蒔絵螺鈿硯箱、仏像など、多岐にわたる作品がありました。有名な作品が多かったです。
展示替えもあるので、見れない絵もあってちょっと残念でしたけど、楽しめました。

松林図屛風

      国宝《少林図屏風》 長谷川等伯

木島櫻谷+PartⅡ『四季連作屏風』+近代花鳥図屏風尽し2018/04/30


木島櫻谷+

「木島櫻谷+(プラス) PartⅡ『四季連作屏風』+近代花鳥図屏風尽し」 
泉屋博古館分館
明治から昭和にかけて活躍した京都の日本画家・木島櫻谷(このしまおうこく1877-1938)の四季連作屏風を見に行きました。
「木島櫻谷 PartⅠ近代動物画の冒険」とても良かったですが、PartⅡの方は木島櫻谷の作品は6点のみでした。大きい屏風で、どれもきれいでしたが、後は他の画家の作品でした。木島櫻谷の屏風は、写真やチラシで見るとわからなかったですが、実物は絵具がこってりと盛ってあり、ちょっと立体的になっていました。
桜の絵はまるで花びらが貼り付けてあるようでした。

東西美人画の名作2018/04/23


東西美人画の名作

「東西美人画の名作《序の舞》への系譜」 東京藝術大学大学美術館
重要文化財である上村松園の《序の舞》が修理が終わり、この展覧会で一般公開となったそうです。上村松園の他の作品もありました。
明治中期から昭和戦前期までの、東京と関西における美人画を集めています。
菱田春草、鏑木清方など、有名な絵もいっぱいありました。


          上村松園《母子》


“ミュージアムカフェ”でアップルパイ アラモード。

熊谷守一 生きるよろこび2018/03/20


熊谷守一展

「熊谷守一 生きるよろこび」 東京国立近代美術館
 熊谷守一(くまがい・もりかず  1880‐1977)は、明るい色彩とはっきりしたかたちを特徴とする作風で広く知られます。特に、花や虫、鳥など身近な生きものを描いています。没後40年だそうです。
今度公開する映画「モリのいる場所」で、熊谷守一夫妻のことが描かれているので、映画を見る前に予習(?)を兼ねて美術展へ行ってきました。
熊谷守一は知っていても、そんなにまとめて見たことはありませんでした。見る前の私のイメージは、ツバキの絵が有名?絵のサインに名前をカタカナで描くことが多い。縁を赤い線で描くということくらいでしょうか。
展示作品は200点以上、初期作品から、晩年まで見て行くと、有名な単純化されたシンプルな絵にたどりつくまでに、いろいろと変遷があったことがうかがえました。そして、どんな人生だったのかということも、おぼろげながらわかってきました。


音声ガイドは映画「モリのいる場所」で熊谷夫妻を演じる山﨑務さんと樹希希林さんのナレーションで、面白かったです。

華道歴35周年 假屋崎省吾の世界展2018/03/06



「華道歴35周年 假屋崎省吾の世界展」 日本橋三越本店
最近は定期的にやっているようです、假屋崎省吾の世界展へ行ってきました。
花だけでなく、着物や、ガラス器などもプロデュースしたり、テレビでも活躍しているので、お忙しい人のようです。
母と行ってきました。ダイナミックで、カラフルな世界でした。

レアンドロ・エルリッヒ展 2回目2018/03/04



「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」 森美術館
面白かったので、また行きました。12月はすいていたけど、今回は混雑していました。写真撮影OKなので、インスタなどを見て、話題になって人気になっているのではないでしょうか。


        《建物》
下に寝転がると、ななめ前にある鏡にうつり、ビルにはりついているように見える作品。ここがもう人でいっぱいでした。


        《反射する港》
水辺にあるボートのように見える作品。水に浮いているように見えるけど、実際には水はないけど、ゆらゆらとボートが漂っているのです。


美術館の近くで、伊勢市のキャラクターのはなてらすちゃんがいました。

木島櫻谷PartⅠ近代動物画の冒険2018/03/04



生誕140年記念特別展 「木島櫻谷 PartⅠ近代動物画の冒険」 
泉屋博古館分館
明治から昭和にかけて活躍した京都の日本画家・木島櫻谷(このしまおうこく1877-1938)の動物画を中心にした展覧会です。
友人に誘われて行ってきましたが、全く知らな画家でした。“このしまおうこく”と読むそうです。泉屋博古館分館(せんおくはっこかん)も初めて行きました。知らなかったです。南北線の六本木一丁目駅の近くです。
とても、素晴らしかったです。細密で、勢いがあります。動物だけではなく、人物の絵もありました。
ポスター、チラシになっている一匹のキツネがいる雪の中の竹林、《寒月》という絵です。屏風絵で実際は左右に大きな絵でした。
静寂に包まれたモノクロームの世界風ですが、実物を見ると、竹の緑色が美しかったです。


       《猛鷲図》


       《獅子》

PartⅡ木島櫻谷「四季連作屏風」+近代花鳥図屏風尽し
もあるそうなので、見に行けたら良いなと思っています。

仁和寺と御室派のみほとけ2018/02/20


仁和寺と御室派のみほとけ

「仁和寺(にんなじ)と御室派(おむろは)のみほとけ- 天平と真言密教の名宝 -」  東京国立博物館 平成館

仁和寺は、宇多天皇が仁和4年(888)に完成させた真言密教の寺院で、歴代天皇の厚い帰依を受け、すぐれた絵画、書跡、彫刻、工芸品が伝わっているのだそうです。
さらに仁和寺を総本山とする全国の御室派寺院から、選りすぐりの秘仏や名宝も集結して、現地に行かなくてもまとめて見ることができる展覧会です。


その上、通常は非公開の仁和寺の観音堂が、33体の安置仏と壁画の高精細画像により再現されていて見せてくれます。フラッシュなしなら、写真撮影もOKです。
すぐ近くで見ることができます。

 
国宝《千手観音菩薩坐像》 大阪・葛井寺蔵
2月14日から展示が始まったこちらの千手観音には千どころか1041本も腕があります。すごいです。
これが見たくて、展示が始まるのを待っていました。東京まで運んでくるのも大変そうです。

弘法大師・空海(774-835)が、中国(唐)で書写して持ち帰った経典で国宝の「三十帖冊子」も展示。空海の直筆を見ることができます。
うまいけど、なんて書いてあるのかはよくわかりませんでした。

音声ガイドのナビゲートは染谷将太さんと阿部寛さんです。
日中合作映画「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」とタイアップしています。

BGMのようにお経が入っている部分もあり、本当にお寺に行っているようです。なんだかありがたい気分になる展覧会でした。