三島喜美代 未来への記憶 ― 2024/07/08
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「三島喜美代 未来への記憶」 練馬区立美術館
現代美術家・三島喜美代(1932-2024)は、陶でできた新聞紙や、ダンボール、空き缶が有名です。独自の技術でシルクスクリーンで転写し、まるで本物のようです。私が初めて見たのは、原美術館の中庭に常設展示されていた新聞紙の作品です。その後、現代アートの展覧会で、数点見たことはありましたが、今回はまとまって作品を見る事ができました。絵画などもたくさんありました。この展覧会に行こうと思っていたけど、忙しくて、最終日にすべり込みで行けました。つい先日、6月19日に亡くなったという事をネットニュースで知りました。
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作品にさわれるコーナーがありました。ずしりと重かったです。とてもリアルです。実際よりちょっと大きいです。
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デ・キリコ展 ― 2024/07/07
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「デ・キリコ展」 東京都美術館
ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)は、広場や室内を描きながら、歪んだ遠近法、脈略のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常に潜む非日常を表した絵画を描きました。シュルレアリスムの画家をはじめ、多くの芸術家に衝撃を与えました。70年にわたる画業をテーマ別に分けて、初期から晩年にかけて作品を紹介しています。舞台美術や彫刻もありました。
昔からジョルジュ・デ・キリコが好きでした。特にイタリア広場が出てくる、夢の中のような絵が好きです。前にもキリコ展に行った事あるけど、よく知らない事も多かったです。古典的な画風の絵も多く描いていた事。なんとなくヨーロッパ人かなと思っていたけど、今回初めてわかりました。キリコは両親はイタリア人ですが、生まれはギリシャでした。ギリシャで育ち、その後いろいろな国に住んでいるようです。人形のような人型の絵をたくさん描いていますが、「マヌカン」と呼ばれているのかとか、逆に人物を描くと、表情が面白かったです。室内なのに、自然の風景だったり、戦闘の絵なのに、狭い室内だったり、不思議ワールドでとても面白かったです。
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土屋仁応「動物と人」 ― 2024/05/25
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「土屋仁応 動物と人」 メグミオギタギャラリー
彫刻家・土屋仁応さんの個展。美しいフォルムと、独特の肌の色合い。良かったです。
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動物は、神の使いのような神々しい雰囲気、人物はちょっと可愛らしいです。
しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京 ― 2024/05/15
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「しりあがりさんとタイムトラブル 江戸×東京」 日比谷図書文化館
ちょっと普通の漫画家とは一線を画すしりあがり寿氏。ギャグ漫画家というか、マニアックな作品が多いような気がします。この展覧会では浮世絵の巨匠・葛飾北斎「冨嶽三十六景」をしりあがり寿風にパロディにした作品展です。江戸時代のものを現代だったら、どうなっているかとか、遊び心溢れる作品でした。発想が素晴らしく、面白いので、ニヤニヤ笑って見てしまいます。元となった作品と並べて展示してあるので、わかりやすいです。浮世絵の事をあまり知らなくても楽しめると思います。
「諸人自撮り」
「アトラクション」と言うタイトルです。アップにするとこんな感じ。
「難しいグリーン」
宇野亞喜良展 ― 2024/05/13
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「宇野亞喜良展」 東京オペラシティアートギャラリー
イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活躍し続ける宇野亞喜良(1934-)。初期から最新作までを網羅した大規模展覧会です。
企業広告や、アングラ演劇ポスター、絵本や児童書など。時代を彩ってきた華麗で耽美な芸術作品です。
十代の頃に描いた絵もすごい上手。写実的な上手さだけでなく、シュールな発想が素晴らしいです。1960年代の広告は、当時は先進的な絵だったろうと思います。現在でも古くささを感じないデザインです。若者にもファンが多いと思います。私は本の表紙絵で初めは知りました。イメージは洋風な画風でしたが、コクーン歌舞伎のポスターや、時代小説の挿絵も描いていて、和の絵も良かったです。90歳のはずですが、今後も意欲的に作品を描いて欲しいと思います。
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コックと泥棒、その妻と愛人
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作品がいっぱいで、見応えのありました。
スヌーピーミュージアム ― 2024/05/04
中一弥 挿絵原画展 鬼平犯科帳 ― 2024/04/26
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「中 一弥 挿絵原画展 鬼平犯科帳」池波正太郎記念文庫
池波正太郎記念文庫に一度行きたいと思ってました。図書館の一角にあると知っていたけど、場所を知らなかったです。行ってみたらかっぱ橋道具街の中でした。前を通った事があるけど、気がつかなかったです。
やっていたのは、中一弥挿絵原画展。池波正太郎も絵を描く人で、原画も展示していました。そんなにたくさん池波作品を読んでいるわけではないですが、いろいろな作品があるなぁと思いました。
大吉原展 ― 2024/04/25
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「大吉原展」東京藝術大学大学美術館
約250年続いた幕府公認の遊郭・吉原。借金にしばられやめる事ができない遊女たち。一方では江戸時代における流行の最先端でもありました。吉原のいろいろな習わしや、季節ごとの行事。舞踊、和歌、茶の湯など、多くの文化人が集まり、江戸の庶民や地方からの観光客にも親しまれました。
浮世絵にもたくさん描かれています。大英博物館からの里帰り作品も多く展示された貴重な展覧会でした。
喜多川歌麿、歌川広重、葛飾北斎名だたる絵師の作品が楽しめます。江戸情緒ただよう展示や和風音曲BGMで工夫されていました。
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クリス・べレンス 素晴らしき地下世界 ― 2024/04/12
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「クリス・べレンス 素晴らしき地下世界」 メグミオギタギャラリー
オランダの画家クリス・べレンスの個展です。超精密な絵ですが、少女が可愛らしい。そして不思議な動物たちがまた秀逸です。写真ではわからないですが、凹凸があるあって、四角く区切られています。独特な技法だと思いました。オススメです。4月27日まで。
池上秀畝展 ― 2024/04/04
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「池上秀畝(いけがみしゅうほ)展 高精細画人」 練馬区立美術館
池上秀畝(1874-1944)は、明治から昭和にかけて活躍した画家。知名度はないけど、精密な絵を描く人のようです。私も知らない画家でしたが、伊藤若冲のような花鳥画みたいと思って見に行きました。木島櫻谷を彷彿するし、川合玉堂のようなところもあります。動物や風景、人物画も良かったです。師匠は荒木寛畝と言う画家で、これまた知らなかったですが、作品が展示されていて、師匠も精密な絵を描くようで、興味を持ちました。
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