風立ちぬ2013/08/27

風立ちぬ
「風立ちぬ」を観てきました。
幼い頃から空にあこがれを抱いていた堀越二郎は、震災の混乱の中で、少女・菜穂子と出会った。やがて飛行機設計技師となった二郎は、同期の本庄らとともに技術視察でドイツや西洋をまわり、見聞を広めていく。ある夏、二郎は休暇で訪れた山のホテルで菜穂子と再会。やがて2人は愛し合うようになる。二郎は愛する人の存在に支えられ、新たな飛行機作りに没頭していくが、菜穂子の病気が悪化していく…。
やっと観てきました。観た方も多いと思うので、いろいろな意見があるようですね。庵野さんの声は、子ども時代の高い声から変わった時に、違和感があったけど、観ているうちに気にならなくなりました。
この映画は、宮崎監督が撮りたかったものが、ギュッと詰め込まれているように感じました。空に憧れ飛行機が大好き、おそらくタバコもよく吸う人なんだと思います。観る人に媚びずに自分の好きな世界を作り上げていることが、かえって力強い作品になっているように思います。大人向きな映画でした。小さい子にはちょっと難しいかもしれないですね。恋愛部分はかなりロマンチック。菜穂子さんの愛らしさもポイント。キスシーンの多いジブリ作品も珍しいです。良かったけど、没頭して作った飛行機は、戦争へ行って戻って来なかったし、重い病気の妻が寝ているのに、仕事で一緒にいる時間が少ないとか、ちょっと哀しい気持ちにもなります。

★★★★☆ 4