さよなら、僕のマンハッタン2018/04/19


さよなら、僕のマンハッタン

「さよなら、僕のマンハッタン」 丸の内ピカデリー
進路や恋愛に悩む若者トーマス(カラム・ターナー)は、アパートの隣室に越してきた、W・F・ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)と名乗る中年男性と親しくなり、アドバイスを受けるようになる。そんなある日、父のイーサン(ピアース・ブロスナン)が愛人と密会している場面を目撃。父の愛人であるジョハンナ(ケイト・ベッキンセール)に近づいて、別れさせようとするのだが、次第にジョハンナに魅かれていく…。
監督は「(500)日のサマー」「gifted ギフテッド」のマーク・ウェブ。
平凡でどっちかというとさえないトーマスが、隣人やジョハンナの出現で、人生が動き始めます。サイモン&ガーファンクルやボブ・ディランなどの音楽を使っているせいか、昔の映画っぽいです。でも古くさいわけではなく、良き時代の映画という感じがしました。ウディ・アレン監督風なシャレているところもあって、私はすごく良いと思いました。ジェフ・ブリッジスやケイト・ベッキンセールなどの配役もステキです。青春のほろ苦さを知り、自分探しがあり、物語は意外な展開へ。もっとドロドロしそうな内容なのに、むしろ清々しくて、見ていて気持ち良かったです。

★★★★★ 5-

パシフィック・リム アップライジング2018/04/17



「パシフィック・リム アップライジング」 TOHOシネマズ日本橋 2D字幕
「パシフィック・リム」の続編。前作から10年後の世界。
「KAIJU」と呼ばれる巨大モンスターが、突如現れて、襲いかかってくる。人類を守るのは、人が乗り込み操縦する巨大ロボットのイェーガー。若きパイロットたちが迎え撃つ……。
主演は「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のジョン・ボイエガ、戦地から集めたパーツで小型の一人乗りイェーガーを自作していた少女アマーラ役のカイリー・スパイニーもパイロット研修生となって、中心となって戦います。
日本も出てきます。戦いの現場が東京なんだけど、未来とはいえ、微妙な日本らしくないところは気になります。東京から富士山が近すぎるし。
前作はギレルモ・デル・トロ監督だったから、こだわりやマニアックさが良かったけど、監督がスティーブン・S・デナイト監督に変わり、芸術性は薄まり、普通のハリウッド映画になっています。「トランスフォーマー」に近づいた感じがしました。
映像もきれいで、戦いもスタイリッシュなんだけど、前半はちょっと眠かったです。新田真剣佑も出演していました。

★★★☆☆ 3

ロンドン、人生はじめます2018/04/12


ロンドン、人生はじめます

「ロンドン、人生はじめます」 ユーロライブ(試写会)
ロンドンの高級マンションで暮らす未亡人のエミリー(ダイアン・キートン)は、夫が亡くなり、さまざまな問題に直面して心が満たされずにいた。そんな折、自然に囲まれた手作りの小さな家で暮らすドナルド(ブレンダン・グリーソン)と出会う。庭でのディナーやピクニック、魚つりなど、高級住宅地で暮らすエミリーとは全く違う環境で幸せに暮らすドナルド。頑固だけど温かいドナルドにエミリーは次第に惹かれていくが、ドナルドに降りかかったある事件から2人を取り巻く状況に変化が……。
ドナルドは公園内に住んで、自給自足、お金はないけど、ストレスもないのです。一方、エミリーはつきあいたくない人々と、上辺だけのつきあいをして、亡き夫に絡んで心配事が多い毎日。ドナルドと会ったことで、考え方が変わっていきます。毎日が楽しくなり、恋もするのです。
居心地の良い暮らしとは何か。大人の女性の自分探しの話でした。自然や花がいっぱいで、きれいでした。年はとっても、ときめきはあるし、こどもっぽいところもあります。いろいろと苦労をのりこえてきた過去もあります。それでも人生の楽しみを探したいと思わせます。快く思わないことを我慢するより、切り捨てた方が、心は元気になると感じさせます。
ダイアン・キートン、ベレー帽が似合いました。ファッションも面白かったです。

★★★★☆ 4

ワンダーストラック2018/04/09


ワンダーストラック

「ワンダーストラック」 新宿ピカデリー
1977年、ミネソタ。母親を交通事故で亡くした少年ベン(オークス・フェグリー)は、母の遺品の中から、会ったことのない実父に関する手がかりを見つける。その50年前、1927年のニュージャージー。厳格な父に育てられる聴覚障害の少女ローズ(ミリセント・シモンズ)は、女優リリアン・メイヒューの記事を集めたスクラップブックを大切にしていた。ある日、ベンは父を捜しに、ローズは母に会いに、それぞれニューヨークへ向かう。2人の物語は、やがて不思議な縁で結びつき……。
監督は「キャロル」のトッド・ヘインズ。内容は児童文学なんだと思います。「ヒューゴの不思議な発明」の原作者ブライアン・セルズニックが書いた本らしいです。主演のベンを演じるのは「ピートと秘密の友達」のピートを演じた男の子でした。ジュリアン・ムーアやミシェル・ウィリアムズも出ていて豪華でした。
時代の違う2つの話が、順番に出てきて、過去の女の子の話はモノクロです。はじめは関係がわからないので、ちょっと退屈でした。両方とも親に会いにニューヨークへ行き、同じ博物館を訪ねます。男の子の方は、友達ができます。
内容は違うけど、E.L.カニグズバーグの「クローディアの秘密」(岩波少年文庫)を思い出すような雰囲気でした。
謎だった部分が解けて、つながっていくのは良いのですが、どうして実父のことをベンに教えなかったのか、家出をしてきたままで、心配をかけているのは良いのかと、もう少しフォローがあった方が良かったです。

★★★☆☆ 3+

ダンガル きっと、つよくなる2018/04/08


ダンガル きっと、つよくなる

「ダンガル きっと、つよくなる」 TOHOシネマズシャンテ
レスリングの元国内チャンピオンのマハヴィル(アーミル・カーン)は、いつか自分の息子をレスリングの金メダリストにすることを夢見ていた。しかし生まれた子どもは4人連続で女の子。意気消沈したが、ある日ケンカで男の子をボコボコにした長女と次女の格闘センスに希望を見出し、コーチとして2人を鍛えはじめる。女の子は家事をして早く結婚させるのが普通の国柄、村人に笑いものになったが、マハヴィルは意に介さず、嫌がる娘たちに猛特訓させる毎日。やがて、娘たちも変わり始める……。
大胆に脚色しているとは思いますが、実話をベースにしています。世界大会で活躍するには環境が整っていないインドで、自分の技術を教えてこんで、娘を男の子よりも強くさせていきます。インドの現状も浮かびあがってきます。
王道のスポ根映画でした。アーミル・カーンのいつもの映画よりもインド映画らしさは薄いですが、スポ根はやっぱり盛り上がります。成長した娘たちがレスリングの試合しているシーンはリアルでした。力が入ってしまいます。
マンガのような内容だけど、実際にこういう姉妹がいると思うと、頑張ったなぁと感動です。わかりやすいし、熱い映画でした。

★★★★☆ 4

ヴァレリアン 千の惑星の救世主2018/04/03


ヴァレリアン 千の惑星の救世主

「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」 TOHOシネマズ日比谷(初!)
西暦2740年。銀河をパトロールする連邦捜査官のヴァレリアン(デイン・デハーン)とローレリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は、あらゆる種族が共存する「千の惑星の都市」として銀河にその名を知られるアルファ宇宙ステーションを訪れる。しかしその深部には宇宙を揺るがす邪悪な陰謀や、歴史から抹殺されようとしていたある秘密が隠されていた。
ヴァレリアンは主人公の名前だったのですね。捜査官としては優秀だけど、ややチャラいキャラクターでしたが、その軽さが良かったです。相棒のローレリーヌは、スーパーモデルとして有名なカーラ・デルヴィーニュ。主人公2人が魅力的でした。2740年というのは、想像もつかない未来で、それゆえ、いろいろ登場するが新鮮でした。カラフルでキテレツな世界でした。イーサン・ホークも出演していました。
監督は「レオン」「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソン。最近では「LUCY ルーシー」とかもありますね。


今作は「アバター」や「スター・ウォーズ」なんかを混ぜたような印象でした。いっぱい宇宙人が出てきます。

★★★★☆ 4

ボス・ベイビー2018/03/25


ボス・ベイビー

「ボス・ベイビー」 TOHOシネマズ日本橋 字幕
パパとママと暮らす7歳の少年ティムの家に、黒いスーツに黒いネクタイを締めた赤ちゃん「ボス・ベイビー」がやって来た。ティムの弟だというその赤ちゃんは、まるで大人のように話すことができ、口が悪くて人使いも荒い。両親の愛を独占していたティムの毎日は大きく変化する。ベイビーは実はある任務のために、やってきたことがわかると、早く帰ってもらいたいと考えたティムは協力することにする……。
絵もかわいいし、話も良かったです。赤ちゃんなのに、仕事はハードで、やりがいもあります。出世することに野望を抱いています。大人たちの縮図を見ているような赤ちゃんの会社でした。一方、ティムは子どもらしい子どもで、想像力が豊かで、赤ちゃんが来るまでは、とっても幸せで完璧と思っていました。そんな2人が協力することによって、ティムも成長するし、出世しか考えていなかった赤ちゃんにも変化があるのです。大人も子どもも楽しめる映画になっていました。

★★★★☆ 4

フェリーニに恋して2018/03/21


フェリーニに恋して

「フェリーニに恋して」 YEBISU GARDEN CINEMA
世間を知らず母に守られながら育った20歳のルーシー(クセニア・ソロ)。働いたこともなく、友達もいない、、ましてや男の子とつきあったこともない。母の病気に気づいたルーシーは、初めて自立を決心するが、なかなか思うようにはいかない。そんな時、イタリアを代表する映画監督フェデリコ・フェリーニの作品を劇場で見てすっかり心を奪われる。いてもたってもいられなくなり、フェリーニを探して、住んでいるアメリカからイタリアへと旅立つ。
幻想と現実の間をさまよいながら、ふらふらとイタリアを旅します。思わぬ出会いや危険な目にあいながらも、自分の存在意味について知り、成長していく物語。ファンタジーでもないのでしょうが、幻想的な話でした。主人公の女の子、とってもかわいい。そんなかわいくて世間知らず、純真無垢な女の子がイタリアでひとり旅、大丈夫なのかとハラハラして見てしまいます。お母さんの気分になっているのだろうか。だって、イタリアって物騒なところもあるじゃないですか。
とことどころ、フェリーニの映画の中から出てきたような人達にも出会います。フェリーニ好きな人にはたまらんかもしれませんが、私はあまりフェリーニに詳しくないのですが、面白かったです。イタリア観光ガイドのようにもなっています。とても美しく撮られています。フェリーニに導かれるように、ベローナ、ヴェネチア、ローマと巡ります。

★★★★☆ 4+

恋するシェフの最強レシピ2018/03/19


恋するシェフの最強レシピ

「恋するシェフの最強レシピ」 武蔵野館
ビジネスにも食事にも常にパーフェクトを求め、世界の味を知り尽くした実業家のルー・ジン(金城武)。彼が買収しようとした上海の名門ホテルで料理長が提供する料理はどれも彼を感動させるものではなかったが、しかし女性シェフのションナン(チョウ・ドンユイ)が編み出す斬新なレシピだけはジンの舌を満足させた。ジンが指定したテーマに合わせ、完璧な料理を次々と提供していくションナン。2人は食を通して心を通わせていくが、実は以前に、最悪の出会いをしていて、ションナンはジンに近づかないように言われていた……。
久しぶりに見た金城武映画です。ベタなラブコメですが、軽快で面白かったです。ションナン役のチョウ・ドンユイが、可愛らしく超美人というわけでもないけど、魅力あふれてます。シェフのライバルとしてリン・チーリンが出ていて、金城武とは「レッドクリフ」でも共演しているなぁと思って見ていました。
ラブコメとはしてはよくある流れだけど、おいしそうな料理がいっぱい出てくるし、夕焼けはきれいだし、犬も活躍していて、良かったと思います。

★★★★☆ 4-

トゥームレイダー ファースト・ミッション2018/03/17



「トゥームレイダー ファースト・ミッション」 よみうりホール(試写会)
7年前に消息を絶った資産家で冒険家だった父が残したミッションのことを知り、ララ・クロフト(アリシア・ヴィキャンデル)は、神話上の島へたどり着く。世界を滅ぼす幻の秘宝を封印するため、襲いかかる危険な罠をかいくぐる……。
「インディ・ジョーンズ」のような感じでした。主人公が、美しいところが良かったです。アリシア・ヴィキャンデルの今までの映画は、もっとおとなしく上品な印象だったので、こんなにアクションをやってくれるということが新鮮でした。ずいぶん体を鍛えてトライしているのだと思いました。
前半はやや退屈なところもあるのと、話が都合よく話が展開し過ぎる気もしましたけど、楽しめました。

★★★☆☆ 3+