野球前のランチ ― 2024/07/01
海のいきものシリーズ第8弾 ― 2024/07/02

九州居酒屋 ― 2024/07/02
傍聞き ― 2024/07/03

「傍聞き」長岡 弘樹 双葉文庫
患者の搬送を避ける救急隊員の真意とは「迷走」。娘の不可解な行動に悩む女性刑事「傍聞き」。元受刑者の揺れる気持ちを描いた「迷い箱」。短い話ばかりなのに、どれも予想を超える展開がある短編集です。タイトル傍聞きは「かたえぎき」と読むそうです。かたわらにいて、人の会話を聞くともなしに聞くこと。漏れ聞いた言葉の方が、信じやすいと言う事ありますよね。直接褒められるより、他の人からあなたの事を褒めていたよと言われた方が、そうなのかと嬉しく思ったりします。反対に、詐欺でも使われるように思います。すごい占い師に特別に占ってもらえると言われても、その気にならないけど、全く関係ない人がどうしてもその占い師に占ってもらいたいと言っているのを聞いたら、ならばわたしもとなってしまうかもしれないです。SNSでみんなが欲しいと言っていると、自分も欲しくなってしまうのも同じ心理かもしれません。話がそれましたが、あえて「傍聞き」を利用する話でした。どれもちょっとしたミステリーでした。面白かったです。
パンケーキとシフォンケーキ ― 2024/07/04


友達と銀座の“むさしの森珈琲”へ。パンケーキとシフォンケーキを食べました。友達がどっちにするか悩むというので、両方頼んで分けました。紅茶と一緒に。
ルックバック ― 2024/07/05

「ルックバック」 TOHOシネマズ日本橋
学年新聞で4コマ漫画を連載している藤野(声:河合優実)は、周囲から褒められて自信たっぷり。ある日、不登校の京本(声:吉田美月喜)の4コマ漫画が掲載され、画力の高さに驚愕する。ひたすら絵を練習する藤野だったが、いつしかあきらめてしまう。
小学校卒業の日、教師に頼まれて京本に卒業証書を届けに行った藤野は、初めて京本に対面し、ずっと藤野のファンだったと告げられる。それをきっかけにやがて一緒に漫画を描く事になる。ひたむきに漫画を描いていく2人だったが、ある日、事件が起きる。
原作漫画を読んでいて、どういう風にアニメ化するのだろうと興味を持っていました。解釈が難しいところもあったから。映画ではわかりやすくなっていたように思います。もしもの世界もあったし、なんと言っても、キャラクターに息が吹き込まれて生き生きと動いています。藤野の気持ちの表現が秀逸です。自慢げにクラスメイトに対応していた様子や、京本と出会って、クールに対応しているのに、嬉しくて帰りにスキップしてしまうあたり。素晴らしい出会いと、夢が断ち切れてしまったやるせなさが、胸に迫ります。話がわかっているから、初めの方から、切ない気持ちになります。でも素晴らしい映画になっていて、大満足しました。上映時間は58分ですが、充実していました。
★★★★☆ 4+
あの頃ぼくらはアホでした ― 2024/07/06

「あの頃ぼくらはアホでした」 東野 圭吾 集英社文庫
ワルの巣窟、悪名とどろくオソロシイ学校で学級委員をやっていた“命がけ”の中学生時代。熱血高校時代、体育系、似非理系だった大学時代。怪獣やブルース・リーに夢中になった小学時代も。著者の半生、青春を綴ったエッセイ。ドキュメンタリー?
あまりよくチェックしてなくて、小説かと思って読んでいたら、クラスメイトの名前などが、イニシャルと漢字が混ざった表現で、ヘンだなぁと思ったら、東野圭吾の実話でした。小説以外は読んだ事なかったです。どこにでもいる少年だと思うけど、リアルで面白かったです。全然偽っていなくて、カッコつけてない内容でした。当時の流行を追ったり、時にはズルい事も考え、右往左往しながら、学生時代を過ごしていきます。浪人時代や就職活動なども、大阪弁の会話、昭和の光景が満載でした。
デ・キリコ展 ― 2024/07/07

「デ・キリコ展」 東京都美術館
ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)は、広場や室内を描きながら、歪んだ遠近法、脈略のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常に潜む非日常を表した絵画を描きました。シュルレアリスムの画家をはじめ、多くの芸術家に衝撃を与えました。70年にわたる画業をテーマ別に分けて、初期から晩年にかけて作品を紹介しています。舞台美術や彫刻もありました。
昔からジョルジュ・デ・キリコが好きでした。特にイタリア広場が出てくる、夢の中のような絵が好きです。前にもキリコ展に行った事あるけど、よく知らない事も多かったです。古典的な画風の絵も多く描いていた事。なんとなくヨーロッパ人かなと思っていたけど、今回初めてわかりました。キリコは両親はイタリア人ですが、生まれはギリシャでした。ギリシャで育ち、その後いろいろな国に住んでいるようです。人形のような人型の絵をたくさん描いていますが、「マヌカン」と呼ばれているのかとか、逆に人物を描くと、表情が面白かったです。室内なのに、自然の風景だったり、戦闘の絵なのに、狭い室内だったり、不思議ワールドでとても面白かったです。

博多料理の居酒屋 ― 2024/07/07
三島喜美代 未来への記憶 ― 2024/07/08

「三島喜美代 未来への記憶」 練馬区立美術館
現代美術家・三島喜美代(1932-2024)は、陶でできた新聞紙や、ダンボール、空き缶が有名です。独自の技術でシルクスクリーンで転写し、まるで本物のようです。私が初めて見たのは、原美術館の中庭に常設展示されていた新聞紙の作品です。その後、現代アートの展覧会で、数点見たことはありましたが、今回はまとまって作品を見る事ができました。絵画などもたくさんありました。この展覧会に行こうと思っていたけど、忙しくて、最終日にすべり込みで行けました。つい先日、6月19日に亡くなったという事をネットニュースで知りました。



作品にさわれるコーナーがありました。ずしりと重かったです。とてもリアルです。実際よりちょっと大きいです。

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