Spice -映画・本・美術の日記-

「リピーテッド」　なかのZERO 大ホール（試写会）
事故の後遺症で、毎朝目覚める度に前日までの記憶を失ってしまうクリスティーン（ニコール・キッドマン）。夫のベン（コリン・ファース）は、クリスティーンを献身的に支える。夫が仕事に出かけた後に、医師（マーク・ストロング）を名乗る男からの電話で、クリスティーンはベンに内緒で毎日の出来事を映像日記として残すという治療を受けていることを知る。しかし、その映像にはベンが語る内容とは異なる現実が記録されており、クリスティーンは誰を信じていいかわからないまま謎を追っていく…。
あいまいな記憶や、フラッシュバックする記憶を頼りに、真実を突き止めようとする話で、結構怖かったです。自分の事も信じられないし、誰が味方なのかもわからないのです。92分とコンパクトにまとまっているし、登場人物もあまりいないので、無駄がなくシンプルに話がすすんでいきます。理解しがたいこともあったけど、うまく話を作ってありました。疑い深い人は、すぐにわかってしまうかもしれないけど、基礎知識なく見た方が面白いのです。

★★★☆☆　3+