バードマン2015/05/09

バードマン
「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」 TOHOシネマズシャンテ
かつてスーパーヒーロー映画「バードマン」で人気を博しながらも、低迷している俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、復活をかけたブロードウェイの舞台に挑むことに。レイモンド・カーヴァーの作品を自ら脚色し、演出も主演も兼ねて一世一代の大舞台にのぞもうとした矢先、出演俳優の降板などトラブルが彼を苦しめる。代役に実力派俳優マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)を迎えるが、リーガンは、次第に精神的に追い詰められていく。
とても面白かったけど、予告編で使われているノリが良い音楽と違って、虚構と現実が入り混じり、ジリジリと追いつめられていく気分を味わいました。心情を表すかのようにドラムがけたたましく鳴り響きます。
何といっても全てがつながっているかのようなカメラワークに驚きました。ノンストップで斬新な映像でした。脇を固める俳優さんも実力派ばかり。
いろいろと解釈できる映画でした。ラストも人によって感じ方が違うのではないでしょうか。
アカデミー賞作品賞受賞なのは、私にはちょっと意外です。良かったけど、シュールな世界だし、好みが分かれそうだからです。アカデミー賞を選ぶ人はエンターテイメント業界に携わっている人たちだから、気持ちがわかるのかも。

★★★★☆ 4