八丁念仏 はぐれ又兵衛例繰控十一2025/07/02



「八丁念仏 はぐれ又兵衛例繰控十一」 坂岡 真 双葉文庫
斬られた男が八丁歩いたすえに両断されたという銘刀“八丁念仏”。この銘刀が賊に奪われ、毎年暮れに大名家の御金蔵破りが続いている。そんななか、件の刀が質屋に持ち込まれた報を受けた又兵衛は、火盗改の鮫島らとともに預けた浪人を追うが、その男は屍骸で見つかる。
シリーズ11弾、今回も面白かったです。
3つの話が収録されていますが、相棒である長元坊が活躍する話は1つだけでした。コンビっぽさがあるから、寂しい感じもしました。そのかわり鮫島こと通称・目白鮫がかっこよく活躍していました。又兵衛も長元坊だけでなく、信頼できる人が少しは増えてきているように思います。相変わらず、危険な目にあいますが、なんとか切り抜けて、事件を解決していくのは痛快です。

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