心と体と2018/05/03


心と体と

「心と体と」 シネマカリテ
ハンガリーのブタペスト郊外の食肉処理場。代理職員として働く若い女性マーリア(アレクサンドラ・ボルベーイ)はコミュニケーションが苦手で、職場になじめない。片手が不自由な上司のエンドレ(ゲーザ・モルチャーニ)は彼女を気に掛けるが、うまく噛み合わず。そんな2人が同じ夢を見ていることがわかり、急接近していくが……。
マーリアがとても美しいです。詳しく説明はないのだけど、マーリアには何か障害があるのだと感じます。近づきたい気持ちがあっても、触れ合うことが難しい。エンドレの方も片腕が不自由で、年齢が離れています。しかし、いつも見る夢の中では、鹿の姿で、2人は会っているのです。理解しあっていて、特別なつながりがあるのです。


同じ夢を見るという不思議な話なんだけど、もどかしい男女の関係をハラハラしながら見守っている映画でした。夢に興味があるので、自分は面白かったです。
静謐な夢の中の風景と、食肉のために解体される牛のシーンが、対照的でした。

★★★★☆ 4

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