STAND BY ME ドラえもん2014/08/19

STAND BY ME ドラえもん
「STAND BY ME ドラえもん」 TOHOシネマズ錦糸町
運動音痴で成績もさえない少年のび太。未来から子孫のセワシが、ネコ型ロボットのドラえもんを連れて来て、のび太が幸せになるまで、帰れないというプログラムを仕組む。乗り気じゃないドラえもんは、仕方なくのび太の力になるべく道具を与えるが、次第に友情も芽生えてくる…。
話の流れとしては誰もが知っていると思うけど、あらためて3Dな絵柄で、順を追ってまとめて見せてくれます。迫力はあるし。革新的に美しい絵だし、本当に面白かったです。それでいて涙が止まりませんでした。
「ドラえもん」の時代背景も、自分の子ども時代に近いものがあってなつかしいです。よく考えると、のび太って主人公のクセに何をやってもダメで、それでいて怠け者で、自分勝手なところもあるし、魅力に乏しいんだよね。だけど、ドラえもんやしずかちゃんが思うように、ほっておけないキャラクターなのかもしれないですね。出木杉君のような完璧なキャラだったら、話もすすまないだろうし。大人になったのび太君の声をCMでも演じている妻夫木聡がやっているのもいいですね。
「フレンズ もののけ島のナキ」を手がけた八木竜一と「永遠の0」「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴が共同監督しているんだもん、涙と感動は間違いないです。エンドクレジットまで楽しませてもらえました。
風景や小物まで、人物以外はまるで実写のような精密さでした。人物は立体的になっていて、普通のアニメとはちょっと違っているけど、しずかちゃんがすごくかわいいです。大人も子どもも楽しめます。

★★★★☆ 4