Spice -映画・本・美術の日記-

「グレート デイズ！　夢に挑んだ父と子」　一ツ橋ホール（試写会）
体が不自由で車椅子生活を送る17歳のジュリアン（ファビアン・エロー）は、父ポール（ジャック・ガンブラン）が、若き日にトライアスロンの選手だったことを知り、自分も父と一緒にトライアスロンに出たいと言い始める。ジュリアンは反対する母を説き伏せ、出場不合格にした委員会に直談判して、周囲を巻き込んで、出場にこぎつけていく…。
好きな俳優は？といえば私が一番初めに思いつくのがジャック・ガンブランです。やっぱりステキでした。見ているだけで満足です。年をとってもすっきりと痩せていて、運動のシーンも自然でした。
鉄人レースに息子を連れて出場するのは過酷な挑戦だと思います。実際に、そういう人がアメリカにいますが、その人の話を映画にしたのかと思っていたら、そういうわけではなかったです。フランス映画のせいか、説明が少ないところもあったけど、劇的にし過ぎないところが良かったです。父・ポールが家の近所にヘリコプターに乗せてもらってくるのは、なんでなのかなぁとか思ったけど。障害のある息子にどう接していいのかわからず、家では無口な父、母との間もぎくしゃくしているのだけど、息子と一緒に挑戦することにより、家族が向き合っていく感動の話でした。

★★★☆☆　3+