めぐり逢わせのお弁当 ― 2014/08/13

「めぐり逢わせのお弁当」 シネスイッチ銀座
大都市ムンバイのオフィス街では、昼時にダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人が、複数の弁当箱を配って歩く。ある日、主婦イラ(ニムラト・カウル)が夫のために作ったお弁当が、妻を亡くしたやもめのサージャン(イルファン・カーン)のもとに誤って届けられる。イラは空っぽになって戻ってきた弁当箱を見て喜ぶが、夫に聞くと、お弁当に入れていないおかずの話をする。不審に思ったイラは翌日、弁当に手紙を入れると、返事が返ってくる…。
家庭からオフィスにお弁当を持って行ってくれるシステムが、確立しているのがすごいです。間違えも少ないらしいのだが(600万分の1って言っていたけどホント?)たまたま間違って届いたことで、男女の交流が始まります。その間にお互いの生活ぶりが描かれています。妻を亡くし孤独に暮らすサージャン。家族がいても夫が無関心過ぎて、さびしく暮らしているイラ。イラの家の上の階に住むおばさんとのやりとりが面白かったです。窓から会話して、お互いに助け合ったり、相談したりしています。このおばさんは声だけしか出てこないんだけど、インパクトがあります。
イラの作る4段重ね弁当のおいしそうなこと。サージャンはお弁当を心待ちにするようになりますが、サージャンの後任で入ったシャイクが、やたらつきまとってくるので、しかたなく分けてあげたりします。私は手紙が好きなので、手紙が出てくる映画も好きです。メールの時代にあえて手紙というのも良いですし、手紙だからこそ伝わることもあると思うのです。
「間違った電車に乗ったとしても、正しい場所へと導かれる」という言葉が何度か出てくるのだけど、この映画の結末は希望に導いてくれるのだろうかと余韻を残しながら、映画館を後にするのです。
★★★★☆ 4
大都市ムンバイのオフィス街では、昼時にダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人が、複数の弁当箱を配って歩く。ある日、主婦イラ(ニムラト・カウル)が夫のために作ったお弁当が、妻を亡くしたやもめのサージャン(イルファン・カーン)のもとに誤って届けられる。イラは空っぽになって戻ってきた弁当箱を見て喜ぶが、夫に聞くと、お弁当に入れていないおかずの話をする。不審に思ったイラは翌日、弁当に手紙を入れると、返事が返ってくる…。
家庭からオフィスにお弁当を持って行ってくれるシステムが、確立しているのがすごいです。間違えも少ないらしいのだが(600万分の1って言っていたけどホント?)たまたま間違って届いたことで、男女の交流が始まります。その間にお互いの生活ぶりが描かれています。妻を亡くし孤独に暮らすサージャン。家族がいても夫が無関心過ぎて、さびしく暮らしているイラ。イラの家の上の階に住むおばさんとのやりとりが面白かったです。窓から会話して、お互いに助け合ったり、相談したりしています。このおばさんは声だけしか出てこないんだけど、インパクトがあります。
イラの作る4段重ね弁当のおいしそうなこと。サージャンはお弁当を心待ちにするようになりますが、サージャンの後任で入ったシャイクが、やたらつきまとってくるので、しかたなく分けてあげたりします。私は手紙が好きなので、手紙が出てくる映画も好きです。メールの時代にあえて手紙というのも良いですし、手紙だからこそ伝わることもあると思うのです。
「間違った電車に乗ったとしても、正しい場所へと導かれる」という言葉が何度か出てくるのだけど、この映画の結末は希望に導いてくれるのだろうかと余韻を残しながら、映画館を後にするのです。
★★★★☆ 4
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