臨床真理2010/12/24

「臨床真理 上・下」柚月裕子:著 宝島社文庫
まだ新人の臨床心理士である佐久間美帆は20歳の藤木司の担当になる。
司は同じ福祉施設で生活していた彩という少女の自殺を受け入れることができ
ず、心を開いてくれない。それでも根気強く接っしてくる美帆に司は告白する。
司には声が色が見えて、その色で相手が真実を話してるのかどうかがわかると
いうのだ。だから、彩の自殺がおかしいと思えるというのだ。
美帆には、すぐには信じられないことだったが、司の治療の助けになると思い、
旧友の警察官・栗原に協力してもらい、調査してみることにする。
2人が暮らしていた施設を探り始めるが、次第におぞましい出来事が明らかに。

読みやすい本であっという間に読めました。ミステリーにありがちな伏線が、わ
かりやすくて、主要なところが予想通りでしたけど、楽しめました。
でも、予想以上にハードな描写がありましたね。

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