制服捜査2010/12/16

制服捜査
制服捜査」佐々木譲・著 新潮文庫
札幌で刑事だった川久保は志茂別の駐在所勤務となり、単身赴任してきた。
犯罪発生率の低い、健全な田舎町のようなところだが、実際は荒廃の兆しも
あるし、過去の事件にも、秘密があった…。
よそ者を嫌い、駐在警官も、あまり受け入れないような町で、1人奮闘する
川久保が、事件の真相を追究する。

短編連作形式で、事件が解決してスッキリというような話は、少なかったです。
ドラマティックさはなく、リアルでやるせない感じもします。
善人でも認められないことや、隠匿しようとする町の人々の体質など、一見
穏やかな町に潜む暗部を見るようです。
それでも、派手さはないけれど、上質な警察小説だと思いました。