ルイーサ2010/11/01

ルイーサ
「ルイーサ」を観てきました。アルゼンチンとスペインの合作です。
アルゼンチンのブエノスアイレスで猫のティノと暮らしている60歳の
ルイーサ(レオノール・マンソ)。
辛い過去を背負いながらも、真面目で規則正しい生活を送っていた。
最愛のティノが死に、悲しみに耐えながら辿り着いた職場で、30年間
勤めていた会社を解雇されてしまう。退職金ももらえず、手元に残っ
たお金は僅か。
ティノの埋葬費を稼ぐために、今まではバスばかりで、利用したこと
もなかった地下鉄で、行動を開始する。
このチラシの写真を見ても、映画を観に行きたいとは思わなかったの
ですが、内容を知ると、興味を持ちました。
チラシの写真はルイーサの変装した姿なんです。
音楽はサントラがほしいと思うほど、良かったです。
アルゼンチンらしい音楽にのって、ルイーサの行動を追っていくだけ
で、見ていて面白いのです。笑える話というのではないですが、今ま
で、やったこともないことに、悪戦苦闘しながらも、がんばるルイー
サは見る者に勇気を与えてくれるのです。

★★★★☆

コンビカレー2010/11/02

コンビカレー
「ルイーサ」を観た後にカレーを食べました。
チキンとひよこ豆のカレーと野菜カレーが両方のっているセットです。
寒くなると、食欲旺盛になるなぁ。

九月が永遠に続けば2010/11/02

九月が永遠に続けば
「九月が永遠に続けば」沼田まほかる・著 新潮文庫
高校生の息子が夜にゴミを出しに行ったまま、行方不明になる。
サンダル履きのまま財布も持たずに、どこへ消えたのか。
母である佐知子は、必死に捜し続けるのだが、調べれば調べるほど、奇妙な
ことがわかる。別れた夫の雄一郎とその後妻の周囲の人々が絡んで、謎は
深まっていくばかり。
ホラーサスペンス大賞受賞作で、サスペンスという点では次はどうなるのか
と面白く読めるのだけど、読み進むにつれ、絡みあっていく濃密すぎる人間
関係がちょっと不気味。
登場人物の気持ちがあまり理解できないんだけど、デビュー作にして、熟練
した作家のようにも感じました。

小松菜とアンチョビのピザ2010/11/03

近所のイタリアンのお店にランチに行きました。
ピザとパスタを取って、分け合って食べました。
ツナのトマトソースのスパゲティ、
小松菜とアンチョビのピザです。

君に届け2010/11/04

「君に届け」を観てきました。
黒沼爽子(多部未華子)は見た目が暗いのと映画「リング」の貞子の髪型
が似ていたためか、「貞子」と呼ばれて、まわりから恐れられていた。
しかし、本人はいつも人の役に立ちたいと思う、純粋で真面目な女の子。
クラスメイトの風早翔太(三浦春馬)は明るくて、誰にでも分け隔てなく
接する人気者。
爽子は風早のように明るくなりたいと風早を尊敬していた。一方風早は人
知れずクラスのために働く爽子のことを見て、気になる存在であった。
理解してくれる友達もできて、クラスで浮いた存在だった爽子も少しずつ
馴染んでいくのだが、風早に思いを寄せる他の女性から、罠にかけられ
そうになったり、自分と一緒にいることで、風早や他の友達の株が下がる
という噂を聞いて、もっと距離を置いた方がいいのではと悩む。

原作が少女マンガだけあって、これは懐かしい雰囲気。
ところどころせつなくて、泣けてしまいます。女の子にはたまらないかも。
三浦春馬の王子さまぶりは、ファンならずとも、目がハートになってしまう
かもしれません。ちょっとベタすぎる感じもしますけどね。
いいなぁ、こんな高校生って、ピュアでさ。その時代に戻りたいっすねぇ。
担任の先生がARATAさんなんだけど、いつもと違う感じで、はじめは
わからなかったです。

★★★☆☆

マザーウォーター2010/11/05

マザーウォーター
「マザーウォーター」を観てきました。
ウイスキーしか置いていないバーを営むセツコ(小林聡美)、
コーヒー屋のタカコ(小泉今日子)、豆腐屋ハツミ(市川実日子)、
家具工房のヤマノハ(加瀬亮)、銭湯の主人オトメ(光石研)、
銭湯を手伝うジン(永山絢斗)、そしてマコト(もたいまさこ)
京都の町での生活が、静かに流れて行きます。
そこは観光地とは違った京都で、川が流れ風が気持ちよく吹く住宅街で
す。それぞれがの他の人の店に行ったり、別の場所で会ったりします。
そんな人々の間を行きかう赤ん坊のポプラもいます。
このポプラの存在が、登場人物の間のクッションのようになっていて、
ポプラはいつも機嫌が良く、人の関係をより自然にしています。
どの店も、家も気持ちがいい、行ってみたいような所です。
この映画こそロケ地マップが欲しいですね。
一番行ってみたいのはセツコのバーです。そしてタカコの家のようなバ
ルコニーがある家に住みたいです。
監督は違いますが、「かもめ食堂」「めがね」のスタッフが作った映画
とあって、雰囲気は共通しています。
食べ物がおいしそうなことも共通しています。マコトの家のキッチンは、
パスコのCMで、小林聡美が料理している所ですよね。
パンがトーストされているカツサンド、揚げたて天ぷらのサクッとした
感触。見た目だけじゃなく、音がおいしそうなんです。あの豆腐も食べ
たいなぁ。
事前に内容や料理が紹介された記事を読んでいたので、映画に行く
のに“梅林”のカツサンドを持って行きました!映画を観ながら食べて、
すごく満足しました(笑)
「トイレット」では、セリフの少なかったもたいまさこですが、今回はい
ろいろ印象的なセリフがありました。
「今日も機嫌よくやんなさいよ」「人はぴとぴと進化して行くから面白い
のよ」
ヒトのあり方をそっと教えてくれているような気がします。

★★★★☆

梅林のカツサンド2010/11/05

カツサンド
映画を観ながら食べたカツサンドです。
映画の中でも食べるシーンがあるので、その時にこっそり、
取り出して食べました。
映画館がすいていたので、食べやすかったです。

だし巻き玉子2010/11/06

だし巻き玉子
玉子焼き器は持っていないので、小さい丸いフライパンで
作ります。
いつも、好みでお醤油をちょっと入れるのですが、この時は
入れ忘れたので、黄色が濃いです。

いわしのから揚げ2010/11/06

お惣菜で買ってきたいわしのから揚げです。
お豆腐にのっているのはしらす干しとみょうが。
もずくもあって、家での食事はババくさいんです。
外では、よくパスタやフレンチなどを食べたりして
いますが。

体は全部知っている2010/11/07

体は全部知っている
「体は全部知っている」吉本ばなな・著 文藝春秋
13の話が入った短編集です。短い話ばかりなので、あらすじというと難しい
ですが、印象的だったのは1つ目の話。「みどりのゆび」という話。
「アロエが、切らないで、って言ってるの。」病気で入院中の祖母が、私に
言った。家の玄関脇に植えてあったアロエが大きくなりすぎて、困っていた
のだ。植物の気持ちがわかるあんたにはそういう感性がわかるはずと言う。
ひとりのアロエを助けたら、いろんな場所で見る、どんなアロエもあんたの
ことを好きになると言うのだ。家に帰った私は…。

日常の中にあるほんの小さな話が多いし、読んだらすぐに忘れてしまいそう
な話もあるんだけど、短い話の中にこの作家の個性をとても感じるのです。
「田所さん」という不思議なおじさんが出てくる話も良かったなぁ。
田所さんは会社のマスコットって、え~って思うんだけど、なんだか自然に
馴染んでいる。その会社の人も、読んでいる読者も。