キハチのトライフルケーキ2018/02/01



日比谷シャンテの“キハチカフェ”にてトライフルケーキ。高いけど、おいしい。そして大きい。フルーツがいっぱい入っていました。

黒書院の六兵衛 上2018/02/02


黒書院の六兵衛 上

「黒書院の六兵衛 上」 浅田 次郎・著 文春文庫
江戸城明け渡し迫る中、開城のため、官軍のにわか先遣隊長として、送り込まれた尾張徳川家・徒組頭の加倉井隼人。勝安房守に伴われ宿直部屋で見たのは、無言で居座る御書院番士だった。ここで悶着を起こしては江戸が戦に。腕ずくで引きずり出してはならぬとの西郷隆盛の命もあり、加倉井隼人らは、困ってしまう。
無言で居座っている者は、何者で目的は……。
まだ上巻なので、わからないことが多いですが、タイトルになっている六兵衛というのが、居座っている番士で、何も話さないのです。調べてみると、その人物について意外な事実がわかってきます。主人公は加倉井で、なんとか六兵衛を平和に出ていってもらおうとします。江戸城無血開場の時の出来事です。武士たちの上下関係などが難しいし、なかなか読み進んでいないですが、どのように展開してくのかだんだんと興味が出てきました。

ルイの9番目の人生2018/02/03



「ルイの9番目の人生」 ヒューマントラスト有楽町
少年ルイ・ドラックス(エイダン・ロングワース)は、この世に生を受けてから、毎年のように事故にあい、そのたびに生死の境をさまよってきた。そして9歳の誕生日に崖から転落したルイは、意識不明の重体になってしまう。担当医のパスカル(ジェレミー・ドーナン)は必死にルイを救おうとするが、ルイの母(サラ・ガドン)やパスカルの周辺では、不可解な出来事が次々と起こる……。
カナダ・イギリスの合作で、舞台はカナダみたいです。ルイ役の子が上手いです。頭がよくて生意気なところがあるのだけど、魅力的です。そして、母は目をひく美人。担当医もクラクラときちゃいます。ルイはずっと昏睡状態で、病院にはそういう患者の専門病棟があるみたいです。両親と過ごすルイやカウンセリングを受けるルイ、過去の話も挿入されて、不思議な怪物のようなのも出てくるので、ダーク・ファンタジーのような雰囲気もしました。実際はファンタジーでもないし、冒険やSF的なことはないのですが、どういうことなのかと興味をそそります。映像もおしゃれでした。でも、結果は……。なんか想像通りなところがありました。まさかそういう話じゃないよなと思っていた通りだったので、もっと予想を超えてきて欲しかったです。

★★★★☆ 4-

フィッシュ・ド・ピアジャ2018/02/04



錦糸町テルミナ2の“サパナ”で食事。白身魚と野菜たっぷりのカレーでした。フィッシュ・ド・ピアジャという名前でした。野菜がシャキシャキしておいしかったです。辛さは好みで段階を選べます。カレーがサラサラではなく、しっかりしています。お腹いっぱいになりました。他の料理も食べてみたいです。

明石の風景印2018/02/05


明石の風景印。

アンデルセン展の小型印4種2018/02/06



アンデルセン展の小型印、またいただきました。


アンデルセン展は、全4種類。4つとも集まりました。

スリー・ビルボード2018/02/07


スリー・ビルボード

「スリー・ビルボード」 TOHOシネマズシャンテ
米ミズーリ州の田舎町で、7ヶ月前に娘を殺された主婦のミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、進展しない犯人探しに業を煮やし、行動を起こす。それは町はずれに巨大な看板を設置することだった。それをこころよく思わない者たちもいて、警察や住民を巻き込んでいさかいが起こり始める。そして、事態は思わぬ方向へと転がっていく。
警察署長はウディ・ハレルソン、差別主義者の警官にサム・ロックウェル。実力者が揃っています。娘を亡くした苦しみや後悔、暴力性の影に潜む悩みなど、本当に上手に表現してくれています。突飛(過激!)な行動をする人達ばかりなんだけど、気持ちが伝わってきます。
監督のマーティン・マクドナーは、劇作家でもあるようで、この面白い映画の脚本も書いています。そう、面白い話なのです。辛いことばかりのようにも思えるのだけど、なんだかほっこりします。次はどうなっていくのか、想像もつかず、期待を裏切っていくのに、想像以上に良い話になっていきます。
映画通を唸らせるような映画でした。本当はその後のことも描いてほしいとも思うんだけど、そこがまた良いのかもしれないとも思ったりします。
ミルドレッドの息子役ルーカス・ヘッジズはどこかで見たと思ったら「マンチェスター・バイ・ザ・シー」の主人公の甥っ子でしたね。

★★★★☆ 4+

雪ミクの小型印2018/02/08



「SNOW MIKU 2018」のキャラクター「雪ミク」らしいです。
サッポロファクトリー内郵便局の小型印いただきました。

黒書院の六兵衛 下2018/02/09


黒書院の六兵衛 下

黒書院の六兵衛 下 」 浅田 次郎・著 文春文庫
天朝様が江戸城に玉体を運ばれる日が近づくが、六兵衛は、いまだ無言で座り続けている。 虎の間から、松の廊下の奥へ詰席を格上げしながら、居座り続ける
……。
六兵衛は、正体不明の武士で、調べてみると、いろいろなことがわかり、憶測が乱れ飛びます。話さないので、問いただしても、答えてくれないし、目的もわかりません。しかし、毎日接しているうちに、なんだか連帯感や親しみも生まれてくるようです。私にはちょっと難しかったです。言葉つかいが耳慣れないし、結局正体もわからないままでした。その割には、話が長かったです。


上巻と下巻を並べるとこのようになります。登場人物が多いのがわかりますが、西郷さん以外はどの絵が誰なんでしょう。

長江 愛の詩2018/02/10


長江 愛の詩

「長江 愛の詩」 東宝東和試写室(試写会)
小さな貨物船の若き船長ガオ・チュン(チン・ハオ)は、亡き父が遺した手書きの詩集を発見する。違法の仕事を請け負って上海から長江を遡る旅に出発したガオは、詩集に導かれるようにして行く先々で出会うアン・ルー(シン・ジーレイ)というミステリアスな女性と出会い心魅かれ、出会いと別れをくり返していく……。
ベルリン国際映画祭・銀熊賞受賞作。長江は中国の長い川、揚子江という名前の方が有名です。その川を下流である上海から、源流の方に遡っていく旅は約1ヶ月くらいの話です。しかし、不思議なことに行く先々で出会う女性アン・ルーは、みずみずしく、若返っているのです。初めは微妙に若返っているので、よくわからないけど、生活に疲れたような女性が、だんだんティーンエイジャーみたいになっていきます。まるで時を遡っているかのごとくです。また、歴史を遡っているような感じもします。
セリフは少なく、長江の風景を船のエンジン音を聞きながら、旅しているような映画でした。
上流の方へいくと、まるで水墨画のようです。合間に詩が挿入されて、文学的というか、哲学的です。何を表しているのか、解釈も分かれると思います。観光で有名な場所とはまた違った中国の建造物や三峡ダムなども興味深かったです。私にとっては神秘的で、心に残る映画となりました。でも、睡眠不足の時は眠くなってしまうかもしれません。テレンス・マリック監督作品のような作風でしょうか。

★★★★☆ 4+