あん ― 2015/06/17

「あん」 シネスイッチ銀座
どら焼き屋の店長・千太郎(永瀬正敏)のもとに、店で働かせてほしいという徳江(樹木希林)が現れる。断ったものの、徳江が作ってきた粒あんの味に驚き、どら焼きのあんを作ってもらうことにする。味が評判を呼んで、繁盛するのだが、徳江がハンセン病だったことが噂になり…。
いかにも日本的な美しい風景、特に印象的なのは桜です。満開の桜から話が始まります。咲きほこる桜とは対照的に、苦悩を抱えているような男が、永瀬正敏演じる千太郎です。どら焼き屋にいつも来ているのが、樹木希林の孫娘にあたる内田伽羅演じるワカナ。おいしい粒あんを作る徳江の3人が中心になって、静かに話は進んでいきます。ハッキリとした結末がなくても、観た人は理解し、温かな余韻に包まれます。奥ゆかしい映画でした。樹木希林さんが演じると、なんとも味のある徳江さんが存在するのです。とても良かったです。
★★★★☆ 4
どら焼き屋の店長・千太郎(永瀬正敏)のもとに、店で働かせてほしいという徳江(樹木希林)が現れる。断ったものの、徳江が作ってきた粒あんの味に驚き、どら焼きのあんを作ってもらうことにする。味が評判を呼んで、繁盛するのだが、徳江がハンセン病だったことが噂になり…。
いかにも日本的な美しい風景、特に印象的なのは桜です。満開の桜から話が始まります。咲きほこる桜とは対照的に、苦悩を抱えているような男が、永瀬正敏演じる千太郎です。どら焼き屋にいつも来ているのが、樹木希林の孫娘にあたる内田伽羅演じるワカナ。おいしい粒あんを作る徳江の3人が中心になって、静かに話は進んでいきます。ハッキリとした結末がなくても、観た人は理解し、温かな余韻に包まれます。奥ゆかしい映画でした。樹木希林さんが演じると、なんとも味のある徳江さんが存在するのです。とても良かったです。
★★★★☆ 4
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