ハイネケン誘拐の代償2015/06/05

ハイネケン誘拐の代償
「ハイネケン誘拐の代償」 よみうりホール(試写会)
オランダのビール会社「ハイネケン」の経営者、フレディ・ハイネケン(アンソニー・ホプキンス)が誘拐された。犯人はコル(ジム・スタージェス)、ヴィルム(サム・ワーシントン)ら、幼なじみの若者5人組。人質は誘拐されてもなお落ち着きを失わない大実業家。運転手も一緒に拉致されています。身代金はなかなか払われず、素人の犯人たちは、自らが起こした犯罪に翻弄されていく…。
実話を基にしています。奪われた現金の行方など、今なお謎に包まれている事件なのだそうです。事件の裏側が実際はどうだったか、犯人側を中心に描かれています。ビールのハイネケンの会長が誘拐されたことがあったとは知らなかったです。1983年の事件だそうです。ハイネケンは名前をブランド名にしているのですね。
犯人の5人組は弟もいたり、1人は仲間の妹とつきあっていたり、複雑で、初めはわかりにくかったです。建造物を所有しているのに、不法占拠されていたりして、オランダの状況や社会情勢も知りません。
映画は95分という短い映画でしたが、それほど短く感じませんでした。アンソニー・ホプキンスの言葉は深いけど、思ったよりも活躍しませんでした。実話がベースだから、そういうものなんでしょう。タイトルの通り、犯罪はその代償を支払うことになるのかなと思いました。

★★★☆☆ 3