ツバキ文具店 ― 2018/10/31
「ツバキ文具店」 小川 糸・著 幻冬舎文庫
鎌倉で小さな文具店を営むかたわら、手紙の代書を請け負う鳩子。通称ぽっぽちゃん。今日も風変わりな依頼が舞い込みます。友人への絶縁状、借金のお断り、天国からの手紙……。身近だからこそ伝えられない依頼者の心に寄り添ううち、仲違いしたまま逝ってしまった祖母への想いに気づいていく。
NHKでドラマになっていたので、見ていました。手紙が好きなので、私はとっても楽しかったです。手紙の内容や文字だけでなく、道具に対するこだわりもすごいです。代書として主人公が書いた手紙が手書き文字でのっているのも良かったです。そして、鎌倉の魅力がたっぷりです。隣りに素敵なご婦人が住んでいて、仲良くできるのもステキです。人間関係が広がっていき、鎌倉の特別な空気感が優しく主人公を包んでいます。鎌倉に行きたくなります。
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