嘘八百2018/02/17



「嘘八百」 今井 雅子・著 パルコ出版(文庫)
千利休を生んだ茶の湯の聖地、大阪・堺。空振り続きの古物商獺こと小池則夫は、落ちぶれた陶芸家・野田佐輔と出会う。大御所鑑定士に一杯食わされた過去のある2人は、仕返しのため「幻の利休の茶器」を仕立て上げ一攫千金を狙う。
映画を先に見ましたが、内容は映画にかなり近かったです。配役ありきで後から書いてあるのか、人物の雰囲気も似ていました。
内容としては私は映画よりも面白かったです。それぞれのバックグラウンドが細かく描かれているので、人物を理解しやすかったです。その割には、そんなに長く感じなくて、読みやすい本でした。最後の方は、映画に出てくるシーンがないものもありましたが、基本的な流れは同じです。
主人公2人が良いコンビです。原作読んでから映画を見るのが良いと思いました。

コメント

トラックバック