菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿2025/04/15



「菓子屋横丁月光荘 文鳥の宿」 ほしお さなえ ハルキ文庫
同じ造りの二軒の家の片方が焼失して十余年。残された家は川越の「町づくりの会」によって、昭和の生活を紹介する資料館として改修されることに。片付けのボランティアに参加した守人は、家の声の導きで、天袋に収められた七段飾りのお雛さまを見つける。しかしなぜか、三人官女のひとつが欠けていた。持ち主は誰なのか、人形はどうしたのか。家族の想いに寄りそっていく。雛人形に関しては、ちょっとミステリアスでした。守人はだんだん家の声を聞くだけじゃなく、会話もできるようになっています。そして、今回の巻では、初めて家の声を聞ける他の人に出会います。
川越でワークショップやボランティアなど手伝う事によって、人間関係が広がっていきます。小学生の友達までできています。主人公はおとなしく、あまり表に出ていくタイプではないけど、友人や大学の教授など、周囲の人々に恵まれています。川越の生活にも慣れてきて、川越に住み続けたいと思っているようでした。シリーズを続けて読み進めます。

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