菓子屋横丁月光倉庫 浮草の灯2025/04/11



「菓子屋横丁月光荘 浮草の灯」 ほしお さなえ ハルキ文庫
古民家で住みこみの管理人となって数ヶ月。家の声が聞こえる大学院生・守人は、月光荘の声に包まれて、穏やかな日々を過ごしている。川越の町にも慣れてきた。そんなある日、お気に入りの古書店「浮草」の店主が入院中だと知る、バイトの女子大生の安西は店主から、「浮草」を継いでほしいと言われ、思い悩んでいた。
川越の町の様子が良いです。行った事があるから、少しだけイメージできます。古民家の良さを活かして、現代にも合うお店がいろいろあるようです。主人公は家の声が聞こえることを秘密にしていますが、時々、声によって導かれていったり、助けになったりしています。月光荘とはだいぶ仲良くなって、会話までできてきました。他の古い家からも聞こえてきます。怖いというより、家の想いを感じとっています。続けてこのシリーズを読んでいきたいです。

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