世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方2017/01/19

世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方
「世界でいちばんのイチゴミルクのつくり方」 神楽座(試写会)
ドイツの真ん中にある村ボラースドルフ。平均的な普通の村であるとして、消費者調査会社「銀色団」が新商品のモニター調査をしにやって来る。新商品にすっかり夢中になった大人たちは、老人たちを邪魔者扱いして老人ホームへ入れてしまう。おじいちゃんやおばあちゃんがいなくなって寂しい子どもたちは、平凡な村を特別な場所にすれば彼らが戻ってくると考える。
天才アカハナグマのクアッチとともに、アイディアを次々と実行していく。それは、まるで、こどもギャングです。6人組で、幼稚園を脱走しては、大人たちが考えつかない行動を起こします。
最近は日本の子役のレベルの高さに舌を巻きますが、この映画の子どもたちは、素朴です。演技はうまくないけど、味があります。ハナグマはすごい達者で、言葉が通じているんじゃないかと思えるほど。
ミュージカル仕立てのところもあり、ファンタジックでした。しかし、乗り物を運転したり、壊したりが激しいので、やりすぎ感はあって、笑いにのりきれる人とのりきれない人がいると思います。ありえないことばかりが続きます。私はちょっと笑えなかったですが、会場からはかなりの笑い声が出ていました。6人の子どもたちやその家族、どれがどれかも最後までわかりませんでした。
街も家の中もカラフルで、かわいらしくて明るい映画でした。

★★★☆☆ 3+

コメント

トラックバック

_ ここなつ映画レビュー - 2017/02/13 12:24

ドイツのとあるのどかな田舎町、ボラースドルフ。祖父母、息子(娘)夫婦、子供(孫)の三世代で快適に暮らすのが普通な町であった。そこに、ある調査隊「銀色団」がやってくるまでは…。その町はドイツのちょうど真ん中、おへそのような位置にあり、それはつまりヨーロッパのど真ん中に位置しているということなのである。と、「銀色団」は言って、町の住人たちにヨーロッパ中のあらゆる新商品のモニターを依頼する。つまり、一番真ん中に居る一番普通な人たち…彼らに受け入れられる商品ならば、世界のどこででも受け入れられるはずだから。「銀色団」が町の人たちに期待するのは、極めて普通であること。それは驚くべき天才で子供達のア...