アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場2016/12/01

アイ・イン・ザ・スカイ
「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」 ユーロライブ(試写会)
イギリス軍の諜報機関のキャサリン・パウエル大佐(ヘレン・ミレン)は国防相のベンソン中将(アラン・リックマン)と協力し、ナイロビ上空のドローンを駆使してロンドンから英米合同軍事作戦を指揮している。大物テロリストを発見するが、大規模の自爆テロ計画が始まることを察知する。アメリカ国内の米軍基地にいるドローン・パイロットに攻撃命令を下すが、殺傷圏内に幼い少女がいることが判明。キャサリンは、少女を犠牲にしてでもテロリスト達の殺害を優先させようとする…。
ドローンと言っても、小型のラジコンのようなものではなく、遠隔操縦できる無人機。武器を搭載していて、かなり上空から気づかれずに撮影も攻撃もできる。その攻撃を決定するのはまさに会議室。パイロットもアメリカにいるのだから、現代の戦争ってこういうのだろうなと思えました。上空からだけでなく、部屋の中に入ってカメラで撮影できる小型の虫型ロボットもあって、鮮明な画像がリアルタイムで見ることができる技術にも驚きました。
爆薬を巻いて今しも自爆テロに出かけようとしているテロリストがいるのに、少女がその家の前でパンを売っているので、巻き込みたくないのです。その機会を逃したら、多くの罪もない市民が巻き添えで殺害されるという状況で、緊迫感が持続する映画でした。その判断を下していいのは誰か。攻撃の命令を受けたら、素直をスイッチを押すことができるものかと考えさせられます。
今年1月に亡くなったアラン・リックマンが見れてうれしかったです。

★★★☆☆ 3+

スターライトガーデン20162016/12/02


ミッドタウンイルミネーション

六本木東京ミッドタウンのイルミネーションを見てきました。
スターライトガーデン2016です。


きれいだけど、寒いよね。

ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」2016/12/03

「アニメーションの神様、その美しき世界」
ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」
ユーロライブ(試写会)

ロシア人アニメーター、ユーリー・ノルシュテイン監督代表作6作品。
「25日・最初の日」デビュー作
「ケルジェネツの戦い」
「キツネとウサギ」
「アオサギとツル」
「霧の中のハリネズミ」
「話の話」
この監督の名前も知らなかったし、作品を見るのも初めてでした。
難解と思えるものもあるけど、かわいらしくわかりやすいのもありました。切り絵を用いる作風で、今まで見たアニメと違って個性的です。
「話の話」が一番長くて20分の作品で、他は10分ほどでした。
詩情ゆたかな作品でした。
意味がわからないながら、なんだかもう一度見たくなってしまうような、不思議な映画でした。

★★★☆☆ 3+

ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映トークイベント2016/12/04

ユーリー・ノルシュテイン監督特集上映「アニメーションの神様、その美しき世界」 上映後、アニメーション作家の山村浩二さん(右)とノルシュテイン監督に関連する本を出版する土居伸彰さん(左)のトークイベントがありました。監督の人柄や、アニメーション製作の話などをうかがいました。

ソーセージ・パーティー2016/12/04

ソーセージ・パーティー
「ソーセージ・パーティー」 TOHOシネマズ六本木
スーパーマーケットで、お客に選ばれることを夢見て毎日陳列されている食材たち。ソーセージのフランク(声:セス・ローゲン)は、恋人であるパンのブレンダ(声:クリステン・ウィグ)と結ばれ、ホットドッグになることを願っている。ついに選ばれる日が来て喜ぶが、アクシデントがあって、店に取り残されしまう。一方、店の外へ出て家に行った他の食材たちは、いずれ人間に食べられてしまうという過酷な運命を知り驚愕する…。
下品でエロいんだけど、結構笑っちゃう映画でした。歌ったり、ホラーぽかったり、残酷なところもあります。クスリでハイになった人間が食べ物がしゃべっているとわかるシーンもありました。
声の出演は豪華でジョナ・ヒル、エドワード・ノートン、サルマ・ハエック、ジェームズ・フランコなど。楽しんで作っているのだと思います。
日本ではこういうアニメは作れないだろうなぁと思えるはじけ加減でした。ただ89分の短い映画のなのに、私には長く感じました。
かわいいイラストだけど、お子様は見てはいけません。R15+でした。

★★★☆☆ 3+

エヴォリューション2016/12/05

エヴォリューション
「エヴォリューション」 シネマカリテ
女性と少年のみが暮らす謎めいた島。10歳の少年ニコラを含め、他の少年たちは、奇妙な医療行為の対象となっていた。そんな島の様子に違和感を覚えたニコラは夜遅く外出する母親をつけてみると…。
この映画を説明するのは、難しいです。
フランスの女性監督ルシール・アザリロヴィックは「エコール」を見てすごく気に入りました。「エコール」は少女たちが暮らす寄宿舎の話で、やはり謎が多いのだけど、今度の「エヴォリューション」は少年版という感じがしました。不気味な雰囲気と謎だらけのストーリー。長い夢の中をさまよっているような怖さがあります。でもとても芸術的なんです。今回もハマりました。デビッド・リンチ監督好きな人や、シュールレアリズムの絵画が好きな人におすすめです。わけわからんと苦手な人もいるかもしれません。グロテスクな描写もあります。少年の食事の色が緑っぽくて、おいしそうには見えないです。

★★★★☆ 4+

ムーミン絵本の世界展2016/12/05

ムーミン絵本の世界展
「ムーミン絵本の世界展 
トーベ・ヤンソンの原作から、描きおろし新作絵本ができるまで」 
銀座松屋8階イベントスクエア
トーベ・ヤンソンの絵本をパネルや特別映像で詳しく紹介する展覧会。さらにトーベ作品に忠実に新作絵本を描きおろす、公認作家カーラ夫妻の原画約80点を公開しています。
小さい頃アニメは見ていたけど、詳しくは憶えていません。この展覧会で、ミィって兄弟がいっぱいいると、初めて知りました。展示された絵では17人だったけど、ネットで調べてみると実は35人兄弟みたいですね。
関係が複雑そうでした。今回の展示はミィ中心だったようにも思います。期間が短いせいもあるけど、とても混んでいました。日曜日に行ったからよけいですね。グッズもいっぱいあるけど、会計が長蛇の列になっていました。