ネオン・デーモン2017/01/22

ネオン・デーモン
「ネオン・デーモン」 TOHOシネマズ六本木
モデルを夢見て、ロスアンゼルスにやってきた16歳のジェシー(エル・ファニング)。人を惹きつける天性の魅力を持つ彼女は、すぐに一流デザイナーや有名カメラマンの目に留まり、順調なキャリアを歩みはじめる。嫉妬が渦巻くなか、ジェシー自身も野心に目覚め、狂気の渦に巻き込まれていく。
監督は「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン。スタイリッシュな映像美で、きらびやかなファッション業界の裏側を描いています。もちろん、実際のファッション・モデルの世界がその通りだとは思えませんが、究極の美を追求するモデルたちの大変さ、恐ろしさがクローズアップされていて、ちょっとホラーっぽかったです。
モデルたちは、みんな美しく、エル・ファニングも、あどけなさも残る独特の存在でした。
妄想と現実があいまいになり、美しくもせつない寓話のような映画でした。予想とはどんどんかけはなれた展開になっていきました。
ジェシーが滞在しているモーテルの職員役でキアヌ・リーブスも出演していました。
好みが分かれる映画だと思いますが、私はなんだかすごい映画を見ちゃったという気分でした。

★★★★☆ 4+