ふわとろ焼きチーズケーキ2022/03/11



六本木へ行った時に入った“星乃珈琲”にて。ふわとろ焼きチーズケーキを食べました。一番上のチーズがとろけるチーズで、甘くないのです。そこがまた良かったです。マドレーヌかな、上にスライスチーズがのっている感じ。その下にはちょっと甘いカスタードかクリームチーズかな、何か入っています。それをオーブンで焼いています。デンマークチーズケーキというのが、こういうのかもしれません。

アンネ・フランクと旅する日記2022/03/13


アンネ・フランクと旅する日記

「アンネ・フランクと旅する日記」 TOHOシネマズシャンテ
第2次世界大戦下にユダヤ人の少女アンネ・フランクが空想の友だち宛てにつづっていた「アンネの日記」を原案に描いたアニメーション映画。アンネの空想の友だち、キティーの視点からアンネの生涯をたどる。現代のオランダ、アムステルダム。激しい嵐の夜、博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」の文字がクルクルと動き出し、キティーが姿を現す。時空を飛び越えたことに気づかないキティーだったが、日記を開くと過去へとさかのぼり、親友アンネと再会を果たす。しかし日記から手を離すと、そこには現代の風景が広がっていた。キティーは目の前から消えてしまったアンネを探し、アムステルダムの街を駆け巡る。
主人公は、アンネ・フランクではなく、キティー。アンネがどうなったのかキティーは知らないのです、現代のアムステルダムで、聞いてみても教えてくれません。アンネ・フランク劇場や、橋や、病院などがあるけど、アンネはどこにいるのか。アンネの事をたどりながら、現在起こっている差別や、紛争から逃げて来た人たちの事を考えさせられます。アンネのような悲劇を繰り返してはいけないと、みんな思いながらも、今も子どもたちの悲劇が起きてしまっているのです。感動しました。絵も美しいです。アイススケート靴とスニーカーにボタンで切り替わる靴が出てきたのですが、良いなぁと思いました。実際にはないのかなぁ。

★★★★☆ 4

假屋崎省吾邸に桜をいける2022/03/14



「華道家 假屋崎省吾邸に桜をいける」 假屋崎省吾邸
華道家としてよくテレビにも出ている假屋崎省吾さんの展示、いくつか行った事あるけど、家に入れる展示に行くのは、私は初めてでした。場所は表参道、テレビでは家を見た事ありましたが、なかなか煌びやかな、外観です。室内も壁紙とか床が派手で、シャンデリアもいっぱいありました。シャンデリアの掃除が大変そうと思ってしまった。全部の部屋が見れるわけではないけど、地下もあり、3階建かな。エレベーターもあるようでした。


 
一足先に、春を感じました。この日は、ご本人はいませんでした。

ラタトィユオプーレ2022/03/15





表参道の“サロンドテジャンナッツ”へ。フランスの紅茶のお店。食事っぽいのもあったので、ランチ。ラタトィユオプーレというメニューを食べました。ご飯の上にチキンのトマト煮、ラタトィユとレタスが添えてあります。美味しかったです。友人はニース風サラダです。紅茶も飲みました。

ロスバンド2022/03/16



「ロスバンド」 シネマカリテ
ノルウェー発の青春音楽ロードムービー。両親の不仲に心を痛めるドラム担当のグリム(ターゲ・ホグネス)と、親友でギター兼ボーカルのアクセル(ヤコブ・ディールード)は、ノルウェーのロック大会に出場するため練習に励む日々を送っていた。アクセルは歌が下手なのだが、グリムは言い出せないでいた。念願の大会に出場できることになったものの、メンバーにベーシストはおらず、開催地は北の果ての町トロムソだ。ベーシストのオーディションにやって来た9歳のチェロ少女ティルダ(ティリル・マリエ・ホイスタ・バルゲル)を仲間に加えることにする。近所に住む名ドライバーのマッティン(ヨナス・ホフ・オフテブロー)が運転する車で旅に出る。それぞれが悩みを抱えながら、道中のアクシデントを乗り越え、無事に大会へ出場できるのか……。
こういう青春ロードムービーは、どこかで観たことがある映画という感じです。全体的にはゆるい感じで、雑なんですけど、キャラクターが良くて、私は面白かったです。グリムが美少年で、ティルダはかわいいです。ティルダも家族と問題を抱えているようなのに、あまり詳しくは出てこなかったです。でも、幼い女の子を誘拐しているように疑われたりと、てんわやんわがありました。アクセルはギターは上手いようですが、すごい音痴。でも本人は、気が付いていなくて、自信家なんです。好きな女の子に袖にされていることにも気がついていないみたいです。マッテンは笑顔が素敵で、他の人よりはちょっと大人でした。そんな4人が次第に仲間意識が芽生えてきて、良い話になっていました。さわやか青春映画でした。

★★★★☆ 4

室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界2022/03/17


室町は今日もハードボイルド

「室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界」 清水 克行・著 新潮社
「日本人は勤勉でおとなしい」は本当か? 僧侶は武士を呪い殺して快哉を叫ぶ。農民は土地を巡って暗殺や政界工作に飛び回る。浮気された妻は女友達に集合をかけて後妻を襲撃。数々の仰天エピソードが語る中世日本人は、凶暴でアナーキーだった! 私たちが思い描く「日本人像」を根底から覆す、日本史エッセイ。
日本人の先祖たちは、昔は性格が違っていたようで、いろいろとアナーキーだったようです。いや戦国時代もあったし、争いごとはつきものだったのでしょうが、土地をめぐって、近所同士で殺し合いがあったりしたのです。恨みを抱いていくから、戦争の小さいものが、だんだんと大きくなったりするのでしょう。せめて同じ日本では協力していって欲しいですね。今とは考え方も違う事が多々あったようです。読みやすくわかりやすい本でした。でもストーリーはないので、勉強している気分です。歴史が好きな人には良いと思います。

林檎とポラロイド2022/03/18



「林檎とポラロイド」 ヒューマントラストシネマ有楽町
主人公(アリス・セルベタリス)は、ある日突然記憶を失う。記憶喪失者が増えている世界。治療のための回復プログラム「新しい自分」に参加する。彼は毎日送られてくるカセットテープに吹き込まれた内容をもとに、自転車に乗る、仮装パーティで友だちをつくる、ホラー映画を観るなど様々なミッションをこなしていく。そんな中、男は同じく回復プログラムに参加する女と出会い、親しくなっていく。男が新しい日常に慣れてきた頃、彼はそれまで忘れていた、以前住んでいた番地をふと口にする。新しい思い出を作るためのミッションによって、男の過去が徐々にひも解かれていくが……。
ギリシャの新鋭クリストス・ニク監督が長編初メガホンを取った映画なので、多分ギリシャが舞台なのかな。記憶喪失を引き起こす奇病が蔓延する世界を描いているけど、未来ものという感じはしないです。むしろ、カセットテープやポラロイドカメラなど、ちょっと懐古趣味です。「新しい自分」プログラムは、どういう基準なのか、ちょっとヘンな事を指示して、写真を撮っておくようにと言われています。主人公の行動は謎が多いですが、その理由が最後の方にわかってきます。記憶喪失が、何か事件が関係しているのか、勝手に想像していると、そんな犯罪ものではなく、ユーモアもある不可思議な味わいの映画でした。でも、どうするのかと次々と気になるし、引き込まれて観ました。とっても面白かったです。私はお気に入りになりました。

★★★★☆ 4+

プレゼント・ラフター2022/03/19



「プラゼント・ラフター」 東劇
イギリスの名優ケヴィン・クラインが主演を務め、2017年・第71回トニー賞で演劇主演男優賞を受賞した舞台をスクリーン上映。
1900年代イギリスで劇作家・演出家・俳優として活躍し、ファッションアイコンとしても注目を浴びたノエル・カワードによる大ヒット喜劇で、中年喜劇俳優と彼を取り巻く人々の日々をコミカルに描く。1900年代前半、ロンドン。人気喜劇俳優のギャリー(ケヴィン・クライン)は、腐れ縁の元妻や自分のことを親よりも知っている秘書、勝手にギャリーを妄信する男性作家ら個性的な人たちに囲まれながら、本心を言い出せずにいた。私生活さえも演じてしまううちに境界線を見失い、人生という名の迷路に迷い込んでいくギャリーだったが……。
ケヴィン・クラインを見たくて行ってきました。イギリスで人気者の主人公で、若い女の子が寄ってくるし、ギャリーも軽いのか、すぐほだされて一夜を共にしてしまうみたいです。舞台のために、アフリカへ行く日も迫ってきています。仕事仲間で友人でもある人たちが出入りして、その奥さんを含む恋愛関係がこじれています。ギャリーは心が休まらないのは、自分が調子よく愛想をふりまいてしまう結果でもあります。映画ではなく、舞台のせいか、声をも大きく大袈裟めに話をするので、冒頭からテンションが高いです。ちょっと、私としては疲れてしまいました。ブロードウェイでは、よくわかるジョークなど、客席の笑いもいっぱい入っていましたが、意味がわからないというところも多かったです。ケヴィン・クラインを見れたことは良かったです。ピアノも弾いていました。舞台はずっとギャリーの家のリビングのような場所で、ソファやピアノ、調度品など、本当の部屋のようになっていました。舞台だと普通はもっと簡素にしていることが多いですが、映画の1シーンのようになっていました。

★★★☆☆ 3

冬萌え 橋廻り同心・平七郎控52022/03/20



「冬萌え 橋廻り同心・平七郎控5」 藤原 緋沙子・著  祥伝社文庫
シリーズ第5弾。
主君への忠義のため、惚れた女房を苦界(くがい)に沈めた男。殺害現場に居合わせながら、口を閉ざした少年。「二年間待って」という約束を胸に、罪を肩代わりしながら懸命に待ち続ける女。亡き父親の秘密を追い、父の深い愛情を知る娘。
4つの話、どれも読みごたえありました。最後の話は読売屋のおこうの話で、妻を亡くした父には、想っている女性がいたのではないかと、調べていくと、店をやっている母娘に出会います。娘とは妹のように仲良くなるのですが、もしや本当の妹ではないかと思ったりしますが、さてどうなるでしょう。おこうの父もすでに亡くなっています。橋を廻る話で、それぞれの橋の近くで、様々なストーリーが展開していきます。