室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界2022/03/17


室町は今日もハードボイルド

「室町は今日もハードボイルド 日本中世のアナーキーな世界」 清水 克行・著 新潮社
「日本人は勤勉でおとなしい」は本当か? 僧侶は武士を呪い殺して快哉を叫ぶ。農民は土地を巡って暗殺や政界工作に飛び回る。浮気された妻は女友達に集合をかけて後妻を襲撃。数々の仰天エピソードが語る中世日本人は、凶暴でアナーキーだった! 私たちが思い描く「日本人像」を根底から覆す、日本史エッセイ。
日本人の先祖たちは、昔は性格が違っていたようで、いろいろとアナーキーだったようです。いや戦国時代もあったし、争いごとはつきものだったのでしょうが、土地をめぐって、近所同士で殺し合いがあったりしたのです。恨みを抱いていくから、戦争の小さいものが、だんだんと大きくなったりするのでしょう。せめて同じ日本では協力していって欲しいですね。今とは考え方も違う事が多々あったようです。読みやすくわかりやすい本でした。でもストーリーはないので、勉強している気分です。歴史が好きな人には良いと思います。

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