シダネルとマルタン展2022/03/31




「シダネルとマルタン展」 SOMPO美術館
19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍した画家、アンリ・ル・シダネル(1862-1939)とアンリ・マルタン(1860-1943)に焦点をあてた、展覧会です。
この展覧会が、想像以上に良かったです。シダネルは時々他の美術展で見ていて、前から気になっていました。2~3枚しか見たことがなかったのですが、今回まとめて鑑賞できました。幻想的です。
アンリ・マルタンは、今回初めて知った画家ですが、こちらも素敵でした。シダネルとタッチが似ているのですが、全体的に陽光がさしていて、明るい雰囲気です。上の絵がシダネルで、下の少女の絵はマルタンです。活動拠点が、シダネルが北フランス、マルタンが南フランスだったので、気候の違いが絵に現れているそうです。確かに霞がかっているシダネルの絵、眩い光の中の絵が多いマルタンの絵でした。2人は親交もあって、一緒にいる映像も公開していました。

ガンパウダー・ミルクシェイク2022/03/31



「ガンパウダー・ミルクシェイク」 TOHOシネマズシャンテ
ネオンきらめくクライム・シティ。暗殺組織に所属する凄腕の殺し屋サム(カレン・ギラン)は、ターゲットの娘の危険を知り、エミリーを助けたことで、組織を追われ、命を狙われてしまう。次々と送り込まれる刺客たちを蹴散らしながら夜の街を駆け抜けるサムは、かつて殺し屋だった女たちが仕切る図書館に飛び込み、激しい戦いへ身を投じていく……。女性が活躍するバイオレンスアクション。
タランティーノ監督風の、激しいアクションで血まみれの戦いでした。今作の監督はイスラエル出身の鬼才ナボット・パプシャド。
ダイナーがよく出てくるのだけど、古き良きアメリカのダイナーという感じで、とても好きです。ネオン輝くダイナーやボウリング場、美術が素敵でした。主人公は強いし、他の女性たちも活躍します。対する敵の男性たちは、ちょっとマヌケな人も多かったので、あまり良いところがないです。
女性が見てスカッとするし、おそらく男性客も楽しんでくれると思います。次から次へと繰り出すアクション、助けた少女も協力して、良い味を出しています。面白かったです。

★★★★☆ 4