冬萌え 橋廻り同心・平七郎控52022/03/20



「冬萌え 橋廻り同心・平七郎控5」 藤原 緋沙子・著  祥伝社文庫
シリーズ第5弾。
主君への忠義のため、惚れた女房を苦界(くがい)に沈めた男。殺害現場に居合わせながら、口を閉ざした少年。「二年間待って」という約束を胸に、罪を肩代わりしながら懸命に待ち続ける女。亡き父親の秘密を追い、父の深い愛情を知る娘。
4つの話、どれも読みごたえありました。最後の話は読売屋のおこうの話で、妻を亡くした父には、想っている女性がいたのではないかと、調べていくと、店をやっている母娘に出会います。娘とは妹のように仲良くなるのですが、もしや本当の妹ではないかと思ったりしますが、さてどうなるでしょう。おこうの父もすでに亡くなっています。橋を廻る話で、それぞれの橋の近くで、様々なストーリーが展開していきます。