第三夫人と髪飾り2019/10/28


第三夫人と髪飾り

「第三夫人と髪飾り」 Bunkamuraル・シネマ
19世紀の北ベトナム。14歳の少女メイ(グエン・フオン・チャー・ミー)は、絹の里を治める大地主の3番目の妻として嫁いでくる。一族が暮らす大邸宅には、唯一の息子を産んだ穏やかな第一夫人(トラン・ヌー・イェン・ケー)と、3人の娘を持つ魅惑的な第二夫人(マイ・トゥー・フオン)がいた。まだ無邪気だったメイは、この家では世継ぎとなる男の子を産んでこそ“奥様”になれることを知る。やがてメイも妊娠し、出産に向けて季節が流れていく中、第一夫人も妊娠していることが判明する。同じ頃、メイは第一夫人の息子ソンと第二夫人のある秘密を知る。


絵画のように美しい世界でした。14歳で金持ちの家に嫁ぐというと、旦那様はすごい年寄りなのかと思ったらそうではなく、夫人同士の嫉妬が渦巻く話かと思ったら、それもちょっと違っていました。奥さん同士も仲良くて家のことをしきっていく風でした。もちろん、内心はおだやかな気持ちではないのかもしれないけど、まだ子どもに近いメイに、先輩として優しく接してくれています。しかし、この時代の女性の大変さもヒシヒシと感じました。主人公メイをはじめ、第一、第二夫人もみんな、美人揃いです。第一夫人は「青いパパイヤの香り」「夏至」のトラン・ヌー・イェン・ケーなので、トラン・アン・ユン監督作品に似ているように思えたのですが、後でチェックしたら、美術監修をしているそうです。
新鋭女性監督のアッシュ・メイフェア作品で、監督の曾祖母の体験をもとに脚本を執筆し、スパイク・リーが制作資金を援助したそうです。
とても、良い作品でした。昔のベトナムの慣習、儀式、ファッションなど興味深かったです。

★★★★☆ 4+

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