木挽町のあだ討ち ― 2026/03/02

「木挽町のあだ討ち」 TOHOシネマズ錦糸町オリナス
雪の降る夜、木挽町の芝居小屋・森田座の裏で、菊之助(長尾謙杜)が父の仇討ちを見事に成し遂げ、江戸で語り草となった。1年半後、菊之助の縁者だという侍・総一郎(柄本佑)が、仇討ちの顛末を知りたいと森田座を訪れる。菊之助に関わった人々から話を聞くうちに、徐々に明らかになっていく真相とは。
冒頭の雪の森田座界隈の風景から、とても美しい映像でした。江戸情緒に溢れています。
江戸時代のミステリー、虫も殺さぬような心優しい菊之助がいかにして、仇討ちを成し遂げたのか、木戸芸者、立師、衣装方、小道具方、戯作者に話を聞きながら、彼らの人生も垣間見えます。
原作を読んでいたので、話はわかっていましたが、とても良くできていて、エンタメ性が増していました。ちょっとやり過ぎなくらいです。
仇となる北村一輝が、また上手かったです。
なぜ父は死に、菊之助が仇を討たねばならなくなったのか、深い裏がありました。脇を固める役者さんも渡辺謙はじめ豪華でした。
原作よりもキャラがたっている柄本佑演じる総一郎は、人たらしで、何かとご飯を食べさせてもらったりしていました。その食べ物も美味しそうでした。刑事コロンボよろしく、話を聞きながら、謎に迫っていきます。シリアスさと、軽い笑いもあり、困った人々が集まってくる吹き溜まりのような場所で、人情味溢れる方たちが、優しく包み込んでくれるのです。原作読んでいても面白かったですが、知らない方が感動するかもしれないです。
★★★★☆ 4+
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