ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ ― 2018/02/26

「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」 TOHOシネマズ日本橋
パキスタン出身でシカゴに暮らすコメディアンの卵・クメイル(クメイル・ナンジアニ本人)は、アメリカ人の大学院生エミリー(ゾーイ・カザン)と出会い恋に落ちる。しかし、クメイルの家族、特に母は、同郷の女性としか結婚を許さない。クメイルにお見合いをさせようと、次々と若い女性を家に招いて会わせている。家族を捨てることができず、エミリーと破局。そんなある日、エミリーは原因不明の病で昏睡状態に陥ってしまう。エミリーの両親(レイ・ロマノとホリー・ハンター)が駆けつけるが、クメイルのことを聞いていた両親は、娘を傷つけた男に腹を立てていた。クメイルも別れたとはいえ、エミリーのことが心配で、病院でつきそったり、見舞いに行ったりする。自分にとってエミリーが大切なことに気づき、エミリーの両親と長く一緒に過ごすことに…。
クメイルはアメリカ生活が長いのか、考え方はアメリカナイズしているようで、宗教も家族の手前、おがんだふりをしているだけ。同郷の人と結婚させることに驚くほど執念を燃やす母。いとこが家族を捨てて好きな人と結婚していて、家族親戚一同は絶縁しているようです。文化の違いや、障壁を乗り越えていく実話です。主人公を本人が演じています。クメイル・ナンジアニは、スタンドアップコメディアン出身で、今は人気のテレビシリーズにも出演している俳優のようです。その妻との実話です。
エミリーの両親は、ちょっと個性的でした。お母さんはホリー・ハンターで、娘の知らないところで、両親とクメイルが意気投合していく様子がおかしいのです。クメイルには憎めないところがあります。軽いタッチで楽しめる映画でした。
★★★☆☆ 3+
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