ジェーン・エア2012/06/17

ジェーン・エア
「ジェーン・エア」を観てきました。
幼い頃に両親を亡くしたジェーン・エア(後にミア・ワシコウスカ)は、伯母のもとに引き取られるが、伯母はジェーンをうとましく思い、寄宿学校へ入れられる。寄宿学校でも不当な扱いをうけ、ひどい環境であった。ヘレンという親友ができのだが、やがて別れが訪れる。母校で教師を務め後に、ソーンフィールドの館で、アデルという少女の家庭教師となる。屋敷をとりしきっているのは女中頭のフェアファックス夫人(ジュディ・ディンチ)。3か月後に館の主人であるロチェスター(マイケル・ファスベンダー)がやってくる。横柄で気難しいところのあるロチェスターは、ジェーンに不躾な質問をしてくるが、媚びをうるような答えはできないジェーンは率直な回答や意見を言う。たがいに惹かれあっていく2人だったが、ロチェスターとその屋敷には恐ろしい秘密があった…。
「ジェーン・エア」は学生時代に読んで大好きな小説です。映画化は4度目だそうですが、今回の映画は原作のイメージをよくあらわしていると思います。館の雰囲気は立派なお屋敷なんだけど、どこか陰気な感じ。荒涼とした迫力ある自然。そしてファッションも素敵でした。構成はちょっと変わっていて、小さい頃から順序だてて進むのではなく、回想をまじえながら、ジェーンがどんな人かをわからせていきます。高潔で誇り高い女性が、降りかかる不運の中で真実の愛を探し求めるという話です。結末にいたるまで全部わかっているのに、観たくなってしまう映画です。前作はロチャスター役がウィリアム・ハートでしたが、今回のマイケル・ファスベンダーの方がかっこいいですね。いや本当はマイケル・ファスベンダーだから観たかったってこともあります。ジュディ・ディンチが出ているのは知らなかったので驚きました。「リトル・ダンサー」のジェイミー・ベルも出演しています。

★★★★☆

森繁久彌と向田邦子展2012/06/17

森繁久彌と向田邦子展
日本橋三越で“とっておきの山形展”という催事(販売)があったので、山形出身である母と行ってきました。
同じフロアで“森繁久彌と向田邦子展”というのをやっていたので、これは母と見るのにぴったりと思いました。
駆け出しのシナリオライターだった向田邦子さんを見出し、才能を開花させたのも森繁さんでした。さすがにラジオ番組は聴いたことないですけど、ドラマは子どもの頃から私も見ていました。
直筆原稿や、台本(ガリ版?)、衣装など2人のゆかりのものが展示されていました。森繁さんの衣装は意外と大きいので、体格が良いんですねぇ。向田さんはとてもおしゃれな人です。美しい。