ダーク・シャドウ2012/06/03

ダーク・シャドウ
「ダーク・シャドウ」を観てきました。
18世紀半ば、コリンズ家が築いた港町“コリンズポート”で、「家族こそが財産」という父の教えを胸に若き当主となったバーバナス(ジョニー・デップ)は、使用人のアンジェリーク(エヴァ・グリーン)を失恋させてしまったことが原因で呪いをかけられる。アンジェリークは魔女だったのだ。家族と愛する女性を奪われた上にヴァンパイアにされたバーバナスは、生き埋めにされてしまう。200年後の1972年に蘇ったバーバナスは、コリンズの一族が今では、落ちぶれていることを知り、コリンズ家の女家長エリザベス(ミッシェル・ファイアー)と手を組んで、立て直すために隠し財産や催眠術を使って奮闘する…。
前半は、カルチャーギャップ的な楽しさがあります。でもなんでしょう。怖いってことはないし、笑いも中途半端で、期待とは違った方向に…。ちょっと眠くなってしまったのは、仕事で疲れていたせいでしょうか。おしゃれなヴィジュアルとは裏腹に、物語が古臭い感じもしました。リメイクだから、しょうがないのかなぁ。きっと昔のドラマだと、笑えるんだと思います。光に弱いヴァンパイアだけど、昼間も行動しているし、あまり深く考えると楽しめません。
ヘレナ・ボナム・カーターやクロエ・グレース・モレッツなど出演者はいいのだけど、生かしきれていないです。最後の方のクロエちゃんのシーンも、それでそれがどうなの?って感じで、まとまりがないような。エリザベスの10歳の甥っ子もかわいいけど、もっと活躍してくれるのかと思ったり、あれれと思う間に終わってしまいました。つまらないわけじゃないけどね。すべての原因はバーバナスの身から出たサビなのじゃないかと。

★★★☆☆