白銀ジャック2011/06/09

白銀ジャック
「白銀ジャック」東野圭吾・著 実業之日本社文庫
年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。スキー場の下に爆発物を埋めてあるので、金を払わなければ、爆発させるというものだった。スキー場経営陣は、警察に届けるとスキー場を閉鎖しないといけなくなり、今シーズンを棒に振るし、イメージが悪くなるので、お金で解決しようとする。索道部主任の倉田は客の安全を第一に考えて警察に届けることを主張するが、上層部は犯人の要求をのむことを決定。スキー場のパトロール隊・根津たちの協力により現金の受け渡しを行う。犯人はヒントしか与えずに、更に現金を要求してくる。果たして犯人の目的とは?
1年前に起きた死亡事故と関係があるのか、怨恨か…。
スキーやスノーボードのことをよく知らない私でも、興味を持って面白く読めました。最後はたたみかけるような展開で、全てがあきらかになり、丸く収まりすぎるような気がしました。あれっ、その人とその人が恋愛関係になるのかというのもちょっと意外でした。