しずく2011/06/01

しずく
「しずく」西加奈子・著 光文社文庫
女2人の関係を描いている6編の短編集です。年齢や関係は様々で、友達同士や、母と娘、雌猫2匹の関係だったりします。中でも面白かったのは「木蓮」という話で、恋人の娘を1日預かることになった主人公は、子どもが苦手。でも、せっかく出会った恋人と、良い関係を続けたいために、小生意気なガキのご機嫌をとろうとして、四苦八苦します。笑えるけど、良い話でした。すごいことは何も起きないけれど、日常の中にありそうなことで、しみじみとさせてもらいました。ウマいですね。

送別会2011/06/02

5月で会社の同僚女性が退職(定年)しました。
うちの会社はよほど居心地がいいのか、定着がいいので、送別会が久しぶりでした。歓迎会は、誰も入ってこないので、ずっとしてないですけど。
採用はしないで、人は減る、仕事が増えて憂鬱ですが…。
そのことは置いといて、長い間お世話になりました。
送別会は、中華のお店になりました。東銀座“黎花 (らいか)”というお店です。

前菜盛り合わせ

ほうれん草とフカヒレのスープ

アボカドと車海老のライスペーパー包み揚げ

北京ダック

焼売と餃子

チャーシュー入りネギソバ

デザート、抹茶味で下の方はゴマのプリン。ライチなども、入っていて、和風だけど、トロピカル。おなかがいっぱいになったと思ったら、これにゴマ団子もでてきました。全部、食べてしまいました。味もメリハリがあって、どれもおいしかったです。お店も明るくて、窓からの眺めもよくて、良かったです。

ハンバーグのお弁当2011/06/03

ハンバーグ、生野菜、しそ巻き、サーモンフレークのせご飯。
しそ巻きは味噌を巻いて、揚げたものですが、私の好物です。
山形の親戚の家で作ってくれて、送られてきます。

紫陽花2011/06/04



会社の前の紫陽花が咲きました。


すぐ近くにはいつも人力車が止まっております。人力車置き場になっているのだと思います。時々出動しています。観光用というよりは、芸者さんや新橋演舞場に出演される方が、使っているようです。1人乗りです。

ブラック・スワン2011/06/05

ブラック・スワン
「ブラック・スワン」をやっと観てきました。
ニューヨークのバレエ団に所属するニナ(ナタリー・ポートマン)は「白鳥の湖」で、はじめてプリマを演じるチャンスをつかむ。しかし、純真な白鳥役は得意なのだが、邪悪で官能的な黒鳥を演じることに思い悩む。執拗な母親の干渉と、奔放な新人ダンサーのライバル・リリー(ミラ・クニス)の出現で、ニナは、精神的に追いつめられていく。役作りに没頭するあまり、現実と悪夢の区別がつかなくなっていく…。

バレエのシーンはとても美しくて、見ごたえがありました。精神のバランスを崩していくような恐怖を、ニナと一緒に自分も体験していくようです。それは、とても恐ろしいことでした。生真面目で優等生タイプのニナは、アメリカ人というよりは、日本人にいそうなタイプです。自由奔放に生きたいと思う気持ちがあっても、まわりの目が気になり、人の期待に応えようとしてしまう、自らの闇の部分を引き出してこそ、このバレエは成功することができるのです。
しかし、ホラーっぽい要素がかなりあって怖すぎです。一見、全く違う映画だけど「シャッター・アイランド」を観た時の感じに似ています。でも、ナタリー・ポートマンの凄味を見せつけられて、圧倒されました。ミラ・クニスも美しくて、素晴らしかったです。

★★★★☆

ランチコース2011/06/06

渋谷で食べたランチコースです。
前菜盛り合わせ

ミモザサラダ

メインのパスタ

ティラミス、ストロベリーソース

オーストラリア料理って書いてあったけど、イタリアンって感じでした。
メインをパスタにしてしまったから、よけいですね。
おいしかったです。

369のメトシエラ2011/06/07

369のメトシエラ
「369のメトシエラ-奇跡の扉-」を観てきました。
区役所に勤める武田(大垣知哉)は、人と深くつきあわず、孤独であることが自由でいられると思って暮らしている。ある日、隣室から聞こえてきた子守唄にひかれるように訪ねると、そこには老婆(阿部百合子)がひとりで暮らしていた。彼女は「自分は400年の長きを生き、唄にひかれる人間を待っていた。その人の妻になるために」と言う。
認知症の疑いを持った武田は、役所で老婆の身元を調べてみると、公的な記録がみつからない…。

予告編を見たら、隣の部屋を訪ねて、変なことをいう老婆に会うから、そこは異次元の扉なのかと思ったけど、オカルトっぽいのは雰囲気だけで、そこまで突飛な話ではありません。でも、意外な方向に話は展開していきます。
武田にせまっているゲイの男が、顔がかわいくていいんだけど、セリフの言い方が演劇みたいで、ちょっとシラけてしまいます。武田も彼のことを拒否しつつ、一緒のベッドで寝ていたりするので、理解に苦しむし。他にもツッコミどころは満載なんだけど、この映画の持つ雰囲気が独特で、どうなっていくのかと、惹きこまれてしまいます。映像も美しくて、どこにでもありそうな東京の街が、なんだか違ったものに見えてきます。
タイトルの369は老婆が住む部屋番号で、どうして369なんだか不思議なんだけど、他にも意味があるのかもしれません。メトシエラは旧約聖書に登場する最も長寿であった人物で、キリスト教やユダヤ教で、長寿な者の喩えに使われるそうです。俳優さんは知らない人ばかりですが、みな魅力的です。孤独な若者がいくつかの出会いによって、トラウマを乗り越えて変わっていくというような話だと思いますが、この映画を作った人たちの強い想いやこだわりが伝わってきて、忘れられない映画になってしまいます。

★★★★☆

クロエ2011/06/08

クロエ
「クロエ」を観てきました。
医師のキャサリン(ジュリアン・ムーア)は、大学教授の夫デビッド(リーアム・ニーソン)と息子のマイケルの3人暮らし。人からは羨ましがられるような家庭だが、夫に対する不信感や、年頃の息子との諍いなど、キャサリンは孤独と焦燥にかられていた。ある日、夫の携帯電話から、教え子との不倫を疑わせるようなメールを発見し、不安を抑えきれなくなったキャサリンは、偶然知り合った美しい娼婦クロエ(アマンダ・セイフライド)に夫を誘惑させて、夫がどんな行動をとったかを報告させることにした。夫の浮気癖を確かめさせようとしたが、その娼婦に彼女の家庭が脅かされるというような話です。
観てはいないんだけど、前に予告編で見たフランス映画の「恍惚」に似た話だと思ったら、「恍惚」のリメイクでした。良い役者さんが演じているので、満足して見ました。リーアム・ニーソンはアクションなしでもステキです。アマンダ・セイフライドも「ジュリエットからの手紙」のキュートさとは違って、妖艶な女を好演していました。きれいでスタイルも抜群でした。次は「赤ずきん」も観ないとなぁ。ともあれ、アトム・エゴヤン監督にしては、オリジナルじゃないせいか、ちょっと普通に感じてしまいましたが。

★★★☆☆

今日の夕焼け2011/06/08

うちの近所からは東京スカイツリーはこのように見えます。
真ん中あたりにスカイツリーの上の方が見えています。
わかりにくいかな?
あー、なんて電線が多いんでしょう。
マンションの上の方に住んでいる人なら、きれいな景色が見えるんでしょうね。
1階に住んでいるので、上の方に住んでいる人が羨ましいです。

白銀ジャック2011/06/09

白銀ジャック
「白銀ジャック」東野圭吾・著 実業之日本社文庫
年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。スキー場の下に爆発物を埋めてあるので、金を払わなければ、爆発させるというものだった。スキー場経営陣は、警察に届けるとスキー場を閉鎖しないといけなくなり、今シーズンを棒に振るし、イメージが悪くなるので、お金で解決しようとする。索道部主任の倉田は客の安全を第一に考えて警察に届けることを主張するが、上層部は犯人の要求をのむことを決定。スキー場のパトロール隊・根津たちの協力により現金の受け渡しを行う。犯人はヒントしか与えずに、更に現金を要求してくる。果たして犯人の目的とは?
1年前に起きた死亡事故と関係があるのか、怨恨か…。
スキーやスノーボードのことをよく知らない私でも、興味を持って面白く読めました。最後はたたみかけるような展開で、全てがあきらかになり、丸く収まりすぎるような気がしました。あれっ、その人とその人が恋愛関係になるのかというのもちょっと意外でした。