ファンタスティックMr.FOX2011/03/22

ファンタスティックMr.FOX
「ファンタスティックMr.FOX」を観てきました。
キツネのMr.FOX(声:ジョージ・クルーニー)は盗みをして暮らしていたが、妻(声:メリル・ストリープ)の妊娠をきっかけに、記者として働くようになる。子どもも大きくなり、もっと良い暮らしをしたいと、丘の上の木の家を購入するが、弁護士からはその家の向こうに意地が悪い3人兄弟の農場主が住んでいるので、止めた方がいいと忠告されていた。人間の住む場所に近づいたMr.FOXは野生の本能が目覚め、飼育場から昔のように獲物を盗んできてしまう。盗まれた3兄弟は怒り、Mr.FOXの家を根こそぎ壊してしまい、他の動物たちも巻き込んで、人間たちとの対決が始まる。

ストップ・モーション・ピクチャーで、キチンと服を着た人形たちが、リアルに動いてお話が進みます。Mr.FOXにいたっては、キチンと背広を着て、背筋を伸ばして立っていて、かっこいいのです。ジョージ・クルーニーの声の良さも際立ちます。
シルバニアファミリーとかみたいに、人形を擬人化しています。その割に獲物となるニワトリとかは、話さないんですけどね。
原作は「チャーリーとチョコレート工場」のロアルド・ダール。「すばらしき父さん狐」という日本のタイトルみたいだけど、父さん狐のMr.FOXは立派なキツネというよりは、奥さんに秘密にして、盗みを働いて、平和に暮らしていた他の動物たちにも迷惑をかけてしまうようなキツネです。でもダンディなんですよ。キツネの家の中もすごくおしゃれで、インテリアのひとつひとつが凝っています。アニメとも違った感じで、私はなかなか好きでしたけど。

★★★☆☆