ウォルト・ディズニーの約束 ― 2014/04/01
「ウォルト・ディズニーの約束」 TOHOシネマズシャンテ
ディズニー(トム・ハンクス)は「メリー・ポピンズ」の映画化の許可を求めて、原作者のパメラ・トラバース(エマ・トンプソン)にずっと打診していた。契約を結ぶ為にイギリスからハリウッドにやってきたトラバースは、映画製作者の提案や脚本をことごとく却下する。トラバースにとっては「メリー・ポピンズ」はとても大切な家族に関する物語で、幼い彼女と父親の思い出に基いている。頑ななトラバースにディズニーは、映画化実現に向けて、彼女の気持ちをくみ取り、誠意を持って対応する。
映画は55年前のオーストラリアで、幼いトラバースとその父(コリン・ファレル)との話が並行して語られる。美しい思い出の子ども時代だけど、失意に沈んでいく父親の側で、悲しい経験があったことが明らかになっていく…。
ウォルト・ディズニーよりもトラバースの物語が中心でした。映画の前半は、機嫌が悪く眉間にシワを寄せたエマ・トンプソンを見ていることになります。でも、どうしてそんなにこだわるのか、次第にわかってきます。
映画としては、良作だと思いますが、心揺さぶられる感動があるわけではないです。一番良かったのは滞在時の専属運転手になるラルフとの交流です。ポール・ジアマッティが良い味を出しています。
★★★☆☆ 3
ディズニー(トム・ハンクス)は「メリー・ポピンズ」の映画化の許可を求めて、原作者のパメラ・トラバース(エマ・トンプソン)にずっと打診していた。契約を結ぶ為にイギリスからハリウッドにやってきたトラバースは、映画製作者の提案や脚本をことごとく却下する。トラバースにとっては「メリー・ポピンズ」はとても大切な家族に関する物語で、幼い彼女と父親の思い出に基いている。頑ななトラバースにディズニーは、映画化実現に向けて、彼女の気持ちをくみ取り、誠意を持って対応する。
映画は55年前のオーストラリアで、幼いトラバースとその父(コリン・ファレル)との話が並行して語られる。美しい思い出の子ども時代だけど、失意に沈んでいく父親の側で、悲しい経験があったことが明らかになっていく…。
ウォルト・ディズニーよりもトラバースの物語が中心でした。映画の前半は、機嫌が悪く眉間にシワを寄せたエマ・トンプソンを見ていることになります。でも、どうしてそんなにこだわるのか、次第にわかってきます。
映画としては、良作だと思いますが、心揺さぶられる感動があるわけではないです。一番良かったのは滞在時の専属運転手になるラルフとの交流です。ポール・ジアマッティが良い味を出しています。
★★★☆☆ 3
きみはいい子 ― 2014/04/02
「きみはいい子」 中脇 初枝・著 ポプラ社
虐待について書かれた短編集。
5時まで家に帰ってきてはいけないとか、家であまりご飯を食べさせてもらえないとか、厳しい子どもの現実がかいま見えます。でも、そっと寄り添ってくれる誰かがいれば、その子にも救いがあるのかもしれない。
話は別の話だけど、虐待に気がつく大人の目線だったり、自分の子に手をあげてしまう母親の目線の話があります。小さい頃に虐待を受け、その張本人の母は今は認知症になって、虐待のことは覚えていない、その母を数日預かることになった話もありました。楽しい話ではないけど、どの話も印象に残るものばかりです。虐待が解決するというのでなく、それでも一筋の光はあるという内容でした。大袈裟すぎず、静かに語りかけてきます。
虐待について書かれた短編集。
5時まで家に帰ってきてはいけないとか、家であまりご飯を食べさせてもらえないとか、厳しい子どもの現実がかいま見えます。でも、そっと寄り添ってくれる誰かがいれば、その子にも救いがあるのかもしれない。
話は別の話だけど、虐待に気がつく大人の目線だったり、自分の子に手をあげてしまう母親の目線の話があります。小さい頃に虐待を受け、その張本人の母は今は認知症になって、虐待のことは覚えていない、その母を数日預かることになった話もありました。楽しい話ではないけど、どの話も印象に残るものばかりです。虐待が解決するというのでなく、それでも一筋の光はあるという内容でした。大袈裟すぎず、静かに語りかけてきます。
あなたを抱きしめる日まで ― 2014/04/03
「あなたを抱きしめる日まで」 シネスイッチ銀座
1952年アイルランド、未婚の母となったフィロミナ(後にジュディ・ディンチ)は、親に入れられた修道院で3歳の息子と生き別れる。その後、胸に秘めて、1人で探していたが、娘のジェーンに50年前に息子と引き離されたことを打ち明ける。ジェーンが知り合ったジャーナリストのマーティン・シックススミス(スティーブ・クーガン)に、事情を話し、一緒に探してもらうことをお願いする。息子はアメリカに養子に出されたことを調べ、アメリカへ向かう…。
原題は「フィロミナ」で、邦題から想像する内容とは全然違って、意外な事実が待っていました。
マーティン・シックススミスによるノンフィクションを映画化したものなので、実話なんです。
ジュディ・ディンチは表情やしぐさで深い愁いを感じさせます。でも映画は面白いところもあります。フィロミナとマーティンの会話がしゃれているのです。フィロミナの気持ちを理解することは難しいですが、見終わった後は、さわやかな印象が残りました。
★★★☆☆ 3+
1952年アイルランド、未婚の母となったフィロミナ(後にジュディ・ディンチ)は、親に入れられた修道院で3歳の息子と生き別れる。その後、胸に秘めて、1人で探していたが、娘のジェーンに50年前に息子と引き離されたことを打ち明ける。ジェーンが知り合ったジャーナリストのマーティン・シックススミス(スティーブ・クーガン)に、事情を話し、一緒に探してもらうことをお願いする。息子はアメリカに養子に出されたことを調べ、アメリカへ向かう…。
原題は「フィロミナ」で、邦題から想像する内容とは全然違って、意外な事実が待っていました。
マーティン・シックススミスによるノンフィクションを映画化したものなので、実話なんです。
ジュディ・ディンチは表情やしぐさで深い愁いを感じさせます。でも映画は面白いところもあります。フィロミナとマーティンの会話がしゃれているのです。フィロミナの気持ちを理解することは難しいですが、見終わった後は、さわやかな印象が残りました。
★★★☆☆ 3+
ペパロニチーズツイスト ― 2014/04/04
有楽町イトシアの“ウェッツェルプレッツェル”で、ペパロニチーズツイストを買って映画の前に食べました。私はよくこれを買います。
シナモンのもおいしいけど、映画館やロビーで食べる時に、こぼれそうだし。
買う時に当日の映画のチケットを見せると、有楽町イトシアのいろいろなお店でサービスが受けられます。
このお店はソフトドリンクサービス。レモネードをもらいました。
雨の日サービスで10%offになってました。
ダラス・バイヤーズクラブ ― 2014/04/05
「ダラス・バイヤーズクラブ」 ヒューマントラスト有楽町
1985年、電気技師のロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)はHIV陽性と診断され、余命30日と宣告される。酒と女が好きなロンにとって青天の霹靂だった。治療薬について調べたり、メキシコで治療を受けた結果、病院で使う薬よりも、身体に負担がかからない薬があることを知る。外国で薬を集めてきて、会費を払うと薬をもらえる組織「「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立する。評判となっていくが、司法の手が迫ってくる。
難病のお涙ちょうだいものとは違って、ロンは悪態をつきながら、社会に立ち向かっていく力強い映画でした。
実話を基にしているので、ロンは実在の人物。まだエイズのことが、あまり理解されていない時代、偏見に屈せず、自分の生きる道を考え、それがやがて他の患者たちの助けにもなっていくのです。
もっと良い治療法があるのに、認可されてないからといって、みすみす命を縮めていることに、疑問を持ちます。自分の命なのに治療法を選べないなんてことがあるのだろうか。医者にまかせてなどいられないのです。
いろいろな方法で外国から薬を持ちこむ努力には頭がさがります。何度も没収されたりしていたようです。日本にも来ていたのが、驚きました。渋谷の交差点にいるシーンもありました。
アカデミー主演男優賞も納得です。ビジネスパートナーとなるゲイのレイヨン役のジャレット・レトも良かったです。助演男優賞を受賞してます。
★★★★☆ 4
1985年、電気技師のロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)はHIV陽性と診断され、余命30日と宣告される。酒と女が好きなロンにとって青天の霹靂だった。治療薬について調べたり、メキシコで治療を受けた結果、病院で使う薬よりも、身体に負担がかからない薬があることを知る。外国で薬を集めてきて、会費を払うと薬をもらえる組織「「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立する。評判となっていくが、司法の手が迫ってくる。
難病のお涙ちょうだいものとは違って、ロンは悪態をつきながら、社会に立ち向かっていく力強い映画でした。
実話を基にしているので、ロンは実在の人物。まだエイズのことが、あまり理解されていない時代、偏見に屈せず、自分の生きる道を考え、それがやがて他の患者たちの助けにもなっていくのです。
もっと良い治療法があるのに、認可されてないからといって、みすみす命を縮めていることに、疑問を持ちます。自分の命なのに治療法を選べないなんてことがあるのだろうか。医者にまかせてなどいられないのです。
いろいろな方法で外国から薬を持ちこむ努力には頭がさがります。何度も没収されたりしていたようです。日本にも来ていたのが、驚きました。渋谷の交差点にいるシーンもありました。
アカデミー主演男優賞も納得です。ビジネスパートナーとなるゲイのレイヨン役のジャレット・レトも良かったです。助演男優賞を受賞してます。
★★★★☆ 4
散りはじめ ― 2014/04/06
ツナチーズトースト ― 2014/04/07
映画館の近くで、ササッと食事っていうことが多いこの頃。
ウエイターさんがみんな男の人で、白いシャツにネクタイというスタイルが懐かしい感じの喫茶店です。
ツナチーズトースト。パンはバケットですが、ソフトなパンなので、食べやすかったです。
ウエイターさんがみんな男の人で、白いシャツにネクタイというスタイルが懐かしい感じの喫茶店です。
ツナチーズトースト。パンはバケットですが、ソフトなパンなので、食べやすかったです。
おとなの恋には嘘がある ― 2014/04/08
「おとなの恋には嘘がある」 新宿シネマカリテ
シングルマザーのエヴァ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)は、ボディセラピストをしているが、最愛の娘がもうすぐ独り立ちすることで、さびしく思っていた。そんな時に、パーティーで知り合ったアルバート(ジェームズ・ガンドルフィーニ)と、良いムードに。新しい顧客のマリアンヌとも、仕事だけではなく、友情関係を築いていく。マリアンヌの離婚した夫のダメ男ぶりを聞いていたが、実はそれがアルバートのことだったと気がつく…。
おとなの恋というか、中年の恋愛についてのコメディです。現代女性の本音や実態がリアルに語られています。彼のことだと気がついても、それをどちらにも言わないで、どんな人なのかと情報を得ようとしてしまいます。その気持ちもわかるけど、人の言う事にふりまわされちゃったりします。女性向きの映画ですね。
アルバートを演じているジェームズ・ガンドルフィーニは、昨年6月に51歳で急逝してしまったそうです。
新宿シネマカリテでサービスデーじゃなくても1000円均一です。
★★★☆☆ 3
シングルマザーのエヴァ(ジュリア・ルイス=ドレイファス)は、ボディセラピストをしているが、最愛の娘がもうすぐ独り立ちすることで、さびしく思っていた。そんな時に、パーティーで知り合ったアルバート(ジェームズ・ガンドルフィーニ)と、良いムードに。新しい顧客のマリアンヌとも、仕事だけではなく、友情関係を築いていく。マリアンヌの離婚した夫のダメ男ぶりを聞いていたが、実はそれがアルバートのことだったと気がつく…。
おとなの恋というか、中年の恋愛についてのコメディです。現代女性の本音や実態がリアルに語られています。彼のことだと気がついても、それをどちらにも言わないで、どんな人なのかと情報を得ようとしてしまいます。その気持ちもわかるけど、人の言う事にふりまわされちゃったりします。女性向きの映画ですね。
アルバートを演じているジェームズ・ガンドルフィーニは、昨年6月に51歳で急逝してしまったそうです。
新宿シネマカリテでサービスデーじゃなくても1000円均一です。
★★★☆☆ 3
豚丼弁当 ― 2014/04/09
お弁当は豚丼です。下にご飯が入っています。
レンジでチンして食べました。
母が漬けてくれるピクルス、お吸い物、ヨーグルト。
レンジでチンして食べました。
母が漬けてくれるピクルス、お吸い物、ヨーグルト。
アナと雪の女王 ― 2014/04/09
「アナと雪の女王」 TOHOシネマズ日劇 字幕2D
王族の娘エルサは、触れたものを凍らせる力を持っていた。その力が原因で妹のアナを危険な目に合わせてしまい、仲の良かった妹とも顔を合わせず、部屋に閉じこもって成長する。その魔力を知られてしまったエルサは、王国を冬の世界に変えて、1人逃亡する。姉を救うために、アナは山に詳しいクリストフと相棒のトナカイ・スヴェン、雪だるまのオラフとともに、深い雪山へエルサに捜しに行く。
おとなも子どもの楽しめる良質のミュージカルでした。とても好きです。もちろん歌も素晴らしいし、テンポ良く笑いもふんだんに取り入れられていていました。好きなタイプの映画です。
「塔の上のラプンツェル」も好きだけど、ラプンツェルとアナの機転が利いて、大胆なところが共通しています。そういえばラプンツェルも、カメレオンと馬がサブキャラで、主人公を助けたり良い味を出してくれるとことも、スヴェンとオラフの役どころですね。今回は姉妹の話で、姉のエルサも魅力的でした。
真実の愛だけが救いになるところは、「美女と野獣」を思い出させます。
雪の風景や人物の肌の質感など、映像もきれいです。
おそらく小さい女の子もたくさん見に来るだろうけど、ちゃんと教訓めいたこともありますね。会ったばかりの他人を信用しちゃいけないとか、恋愛はもっときちんと相手を見極めましょう的な。
字幕版で鑑賞だったので、吹き替え版だとどんな感じ?3Dだったら?と気になります。リピーターがたくさんいるのも納得です。
★★★★☆ 4+
王族の娘エルサは、触れたものを凍らせる力を持っていた。その力が原因で妹のアナを危険な目に合わせてしまい、仲の良かった妹とも顔を合わせず、部屋に閉じこもって成長する。その魔力を知られてしまったエルサは、王国を冬の世界に変えて、1人逃亡する。姉を救うために、アナは山に詳しいクリストフと相棒のトナカイ・スヴェン、雪だるまのオラフとともに、深い雪山へエルサに捜しに行く。
おとなも子どもの楽しめる良質のミュージカルでした。とても好きです。もちろん歌も素晴らしいし、テンポ良く笑いもふんだんに取り入れられていていました。好きなタイプの映画です。
「塔の上のラプンツェル」も好きだけど、ラプンツェルとアナの機転が利いて、大胆なところが共通しています。そういえばラプンツェルも、カメレオンと馬がサブキャラで、主人公を助けたり良い味を出してくれるとことも、スヴェンとオラフの役どころですね。今回は姉妹の話で、姉のエルサも魅力的でした。
真実の愛だけが救いになるところは、「美女と野獣」を思い出させます。
雪の風景や人物の肌の質感など、映像もきれいです。
おそらく小さい女の子もたくさん見に来るだろうけど、ちゃんと教訓めいたこともありますね。会ったばかりの他人を信用しちゃいけないとか、恋愛はもっときちんと相手を見極めましょう的な。
字幕版で鑑賞だったので、吹き替え版だとどんな感じ?3Dだったら?と気になります。リピーターがたくさんいるのも納得です。
★★★★☆ 4+
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