おんなのるつぼ2022/12/06


おんなのるつぼ

「おんなのるつぼ」 群 ようこ・著 新潮文庫
電車で化粧しないでよ!おいおいその浴衣、着付けがユルくて半乳はみ出てるって。こらっ、パジャマのままでコンビニ行くなー!…街を歩くと、目に飛び込むのは理解不能な女ばかり。所詮人ごとと笑っていたいけれど、さすがにこれはまずいんじゃないのか?常識の底板を踏み抜いて無自覚、そのくせ揃って自信満々な、いまどき女たちにあえてもの申す、怒気怒気爆笑エッセイ。
手軽に読めるエッセイでした。雑誌に連載していたようですが、ちょっと前なので、内容が古く感じました。平成17年〜平成19年と言う事で、ビリーズ・ブートキャンプとか、その頃流行のファッションとか。小説と違って、あっという間に昔になってしまうものだと感じました。連載中に読んでいたら、もっと共感できる事が多かったと思います。女性から見た困った女性たちの事や、えっそんな人いるの?と驚く事もありました。

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ2022/12/05



「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」 TOHOシネマズシャンテ
イギリスの上流階級に生まれたルイス(ベネディクト・カンバーバッチ)は早くに父を亡くし、一家を支えるためイラストレーターとして働くように。やがて妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋に落ちた彼は、周囲から身分違いと猛反対されながらも彼女と結婚。しかしエミリーは、末期ガンを宣告されてしまう。そんな中、ルイスは庭に迷い込んできた子猫にピーターと名づけ、エミリーのために子猫の絵を描き始める。
猫をモチーフにしたイラストで人気を集めたイギリスの画家ルイス・ウェインの生涯を描いた伝記映画。
この映画の前は、ルイス・ウェインの事は知らなかったですが、可愛らしい絵で気に入りました。当時は猫はあまりペットとして飼われていなかったそうですが、ルイスの絵が人気を博して、猫に対する考え方が変わってきたそうです。そうだとすると、すごい功績のある画家ですね。ちょっと変人っぽい主人公、絵はとても上手く、描くのが早いのです。本人がそうだったのか、左右の手を一度に使って描いていました。
イギリスのこの時代は、身分の差などで、なかなか結婚が難しいようで、ルイスの家は落ちぶれた感がありますけど、家庭教師で多分、年上の人と結婚するのは異例なんです。結婚後は幸せそうですが、長くは続かず、ルイスも病んでいくところが、悲しいです。エミリーが可愛がっていた猫のピーターは、頭良さそうで、愛らしかったです。全体的には、ちょっと長い気もしました。ベネディクト・カンバーバッチは、いつもの役とは違っていて、珍しいです。オシャレな服装も多かったです。チラッとしか出ないけど、イギリスらしく紅茶を飲むシーンの食器がどれも良かったです。ちょっと妄想も出てきて、シュールな映像もあり、いろいろ紆余曲折があります。絵本の中のような美しい自然、ルイスが生み出す擬人化された猫達、見どころは多いです。

★★★★☆ 4

2種盛りカレー2022/12/04



“スパイシーカリーハウス銀座半月”へ。日替わりカレーが2種あって、どっちかか、2種盛りにするかと言う感じなんだと思います。真ん中がご飯です。ご飯が大・中・小と選べます。中にしましたが、結構ボリュームがありました。この日のカレーは辛口のチキンカレーとハニーマスタードキーマカレーでした。いろんなスパイスが入っていて、複雑な味になっています。


泰明小学校の近く、パステルっぽい色合いの外観でした。前を通った事はあったけど、カレー屋さんとは思っていなかったです。
PayPayクーポンを見ていたら、銀座でスパイスカレーのお店があるみたいと思って調べたら、見た事ある店だったので、映画の前に行ってみました。
カウンター席と、テーブル席が1つあるだけでした。ほとんどのお客さんが2種盛りを食べていました。

よろこびの歌2022/12/03



「よろこびの歌」 宮下 奈緒・著 実業之日本社ジュニア文庫
著名なヴァイオリニストの娘で、声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生との交わりを拒み、母親へのコンプレックスからも抜け出せない玲。しかし、校内合唱コンクールを機に、頑なだった玲の心に変化が生まれる……。
高校では、誰とも交わろうとしない玲、他にもいろいろな立場の人がいて、主に6人のそれぞれを描いた青春群像劇です。スポーツが得意な人、音楽が得意な人、霊感が強い人等。自分は女子高でないので、ちょっと雰囲気が違うとは思いましたが、高校時代の事を思い出します。誰かに似ているかもしれない小説でした。イラストもあって、マンガと小説の間のようで、すぐに読み終わってしまいました。合唱コンクールに向けて、みんなで頑張るのかと思ったら、合唱コンクールはすぐに終わってします。でも、合唱コンクールをきっかけに、親しくなったり、考えが変わったりしました。多感な少女時代、自分だけが恵まれてないように思います。他人が羨ましい時期でもあります。自分も高校では合唱祭があった事を思い出しました。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない2022/12/02


MONDAYS

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」 TOHOシネマズ日本橋
小さな広告代理店に勤める吉川朱海(円井わん)は、憧れの人がいる大手広告代理店への転職を目指しながらも、仕事に追われる多忙な日々を過ごしていた。ある月曜日の朝。彼女は後輩2人組から、自分たちが同じ1週間を何度も繰り返していることを知らされる。他の社員たちも次々とタイムループに気づいていくが、脱出の鍵を握る永久部長(マキタスポーツ)だけが、いつまで経っても気づいてくれない。どうにか部長に気づかせてタイムループから抜け出すべく悪戦苦闘する社員たちだったが……。
映画ではタイムループものって多いです。この映画の場合はほとんどオフィスしか出てこないし、タイムループの為の大掛かりな仕掛けは必要ないのだろうから、割りと低予算で、工夫を凝らして撮っていると思います。評判が良くて、ロングランにもなっています。レビューサイトなどSNSで知る人も多くて、良い時代だと思います。面白くても人知れず公開して、終わっているという事は、前はよくありました。この映画は人気が高いので、私も期待が高くなっていたのかもしれませんが、期待を上回るという事はありませんでした。面白かったですが、タイムループから抜け出そうとする方法とか、考え方とか突飛に思えました。みんなで力を合わせて頑張るのは良いですが。
大変な仕事をタイムループしているのも、なんだか見ていて辛くなります。私たち会社員だって、タイムループとは言わないけど、月曜日から金曜日まで、同じことを繰り返しているような感覚があります。もっと、気楽に笑いたいです。

★★★☆☆ 3+

みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん92022/12/01


みんなのナポリタン

「みんなのナポリタン 食堂のおばちゃん9」 山口 恵以子・著 ハルキ文庫
「おばちゃんとこ、ナポリタンはやんないの?」焼き魚、ハンバーグ、串カツ、豚汁、オムレツ、ふろふき大根、カレー…昼は定食屋で夜は居酒屋。姑の一子と嫁の二三に、今や大黒柱になった万里の三人で営む佃の「はじめ食堂」は、庶民的で美味しい料理が評判だ。お客のリクエストで、なつかしのナポリタンもメニューに入れることに。一方、常連客の瑠美先生の告発記事が週刊誌に出てしまい…。
近所の美味しいパン屋さんを巻き込んだ話もありました。ここのパン屋さんは姉弟でやっているのですが、本で読んでいるだけなのに、美味しそうです。シンプルなパンで、はじめ食堂でも、使っています。
料理研究家の瑠美先生は、長年一緒に働いていたアシスタントが週刊誌に告発するのですが、事実とは違うのです。恋愛のもつれ、嫉妬などが原因のようですが、事実でないことでも週刊誌に書かれると打撃を受けます。有名人だから余計です。
ナポリタンの話が出てきて、食べたくなりましたので、今回は家で作って食べました。のっていたレシピとは違いますが、ごく定番の味です。ナポリタンスパゲティは、日本の良い発明ですね。

楊洲周延展2022/11/30



「楊洲周延(ようしゅうちかのぶ)展」 川崎浮世絵ギャラリー
明治時代に活躍した浮世絵師、楊洲周延(1838-1912)。
越後高田藩(現・新潟県上越市)の藩士の家に生まれた周延は、15歳の頃に歌川国芳の門人となり、のちに歌川国貞(三代歌川豊国)、豊原国周を師としました。美人画や役者絵、歴史画などを多彩に手がけて人気を博し、また幕末の動乱の最中には、絵師としての生活を一時中断して旧幕府軍に加わり、戊辰戦争を戦った異色の経歴を持ちます。
この展覧会では、明治期の女性の新たな風俗を題材とした「真美人」を公開。さらに江戸時代には禁じられていた江戸城大奥の生活や行事を詳細に描いた「千代田の大奥」、それと対を成す将軍や旗本の年中行事を描く「千代田之御表」など、代表作を中心に公開しています。


全体的に、色がきれいでした。華やかな色合いの絵が多かったです。着物の柄が細かく描きこまれていています。絵は見た事はあったけど、よく知らなかったです。歌川国芳の晩年の頃の弟子のようです。
川崎浮世絵ギャラリーに、前から行ってみたいと思っていました。川崎駅から近いから、行きやすいです。それほど広くはないですが、入館料も500円と、安かったです。

ザリガニの鳴くところ2022/11/29


ザリガニの鳴くところ

ザリガニの鳴くところ」 TOHOシネマズ川崎
ノースカロライナ州の湿地帯で、将来有望な金持ちの青年が変死体となって発見された。犯人として疑われたのは、湿地帯で育った無垢な少女カイア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)。彼女は6歳の時に家族に去られて以来、学校へも通わずに湿地の自然から生きる術を学び、たった1人で生き抜いてきた。そんなカイアの世界に迷い込んだ心優しい青年との出会いが、彼女の運命を大きく変えることになる。カイアは、弁護士に自身の半生について語り始める。
原作は読んでいないのですが、アメリカをはじめ世界でベストセラーとなった話題の本です。湿地帯の自然の美しさが良かったです。鳥や貝殻などの絵も美しいです。原作者は動物学者なのだそうで、動物の生態にも詳しいのですね。
まだ幼い子どもが、1人で生きていかなければならないなんて、ちょっと考えにくいですが、少女は美しく成長します。多くの事を学び、恋もします。
ノースカロライナの田舎町で、発見された死体、果たして事故か事件か、犯人は誰か、カイアの裁判の行方は……と、興味そそられて、面白かったです。

★★★★☆ 4

ストレンジ・ワールド もうひとつの世界2022/11/28


ストレンジ・ワールド もうひとつの世界

「ストレンジ・ワールド もうひとつの世界」 TOHOシネマズ日比谷
若いころに行方不明となった偉大な冒険家の父へのコンプレックスから冒険を嫌うようになったサーチャー・クレイド(声:ジェイク・ギレンホール)は、豊かな国アヴァロニアで、愛する息子のイーサンと妻とともに農夫として静かに暮らしていた。しかしある時、アヴァロニアのエネルギー源である植物が絶滅の危機を迎え、世界は崩壊へと向かってしまう。この危機を救うため、サーチャーたちは地底に広がる、“もうひとつの世界(ストレンジ・ワールド)”へと足を踏み入れるが……。
絵はきれいで、見た事ないような不思議な生き物がいる世界に迷い込んだ冒険家の三世代家族の話でした。納得はしたものの、なかなか子どもには難しいかもしれません。キャラクターの魅力もどうなのかなぁ。つまらないわけではないけど、盛り上がりにも欠けました。
LGBTQについて、ディズニーはすごく進んでいます。「バス・ライトイヤー」もそうでしたが、多様性を自然に認めています。中東等での公開が難しくなったり、シーンのカットを要請されても、ディズニー映画は怯まないようです。

★★★☆☆ 3+