紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱 ― 2025/02/10
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「紙屋ふじさき記念館 春霞の小箱」 ほしお さなえ 角川文庫
紙屋ふじさき記念館の閉館まであと半年と少し。夏休みのサークル遠足で、紙の産地・東秩父と小川町を訪れたり、正月の楮かしきに参加したりするうちに、百花は作家だった父が民藝運動に関心を持っていたと知る。記念館の閉館イベントやワークショップの準備に忙しい百花だが、予想外の事態が発生したする。
シリーズ5作目。大学のサークルのメンバーが増えて、先輩や新入生など、どんどん登場人物が出てくるので、覚えきれなくなっています。和紙に関係して、新しい出会いもあって、一時的にではなく、継続して関わってくるので、こちらも広がっていきます。紙屋ふじさき記念館の入っているビルが取り壊しが決まっていて、記念館が今後どうなるのかと、続きも気になります。百花は紙の事を勉強し、大学卒業後も、記念館や和紙に関する仕事を続けたいと強く思うようになっていきます。さて、どの様な展開になるのか、次が楽しみです。
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