カメラを止めるな! ― 2018/08/17
「カメラを止めるな!」 TOHOシネマズ上野
映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。監督の日暮(濱津隆之)はリアルな俳優たちを見て喜こんで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき……。
話題の映画、やっと見れました。都内2館で上映していたこの映画が、クチコミやTwitterなどで、爆発的に広がり、全国で約150館以上で上映していくことになりました。内容を説明すると、ネタバレになってしまうという、皆の意見で余計に気になる人が続出したように思います。確かに何も知らないまま見た方が面白いと思いました。ゾンビの感染が広がるように、まさに観客が増え続けているようです。
試写会だったら、拍手が起こるだろうなと思うほどの、後味の良い映画でした。
「バーフバリ」もそうでしたが、本当に面白い映画だったら、SNSでどんどん人気が高まっていくので、映画を作る人たちにとってもうれしいでしょうね。計算された構成で、よくできていました。誰かにすすめたくなる映画です。特にマニア向けというわけもなく、わかりやすいです。それほどお金はかかっていないけど、映画作りに対する愛があふれています。
★★★★☆ 4
コメント
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_ ここなつ映画レビュー - 2018/10/02 13:04
評判通り面白かった。何となくイメージとして、若い力が躍動して勢いで作った作品だと思い込んでいたのだけれど、それはちょっと違っていて、作り込んで練っている作品。それに加えて躍動感があるのだから、ある意味無敵だ。以前当ブログの別の作品で芝居の持つライブ感と映画との違いについての拙文を書いたことがあるのだが、「生放送」というのはそういう意味では間違いなくライブである。だが、報道やバラエティー番組とは違ってドラマの「生放送」とは!普通なら絶対にやらないし、正直そんなに面白いとも思えない。芝居だってライブ、ライブと言うけどけれど稽古はみっちりやるので、真の意味でのライブ感は、板付の役者の力量にかかって…
_ 象のロケット - 2018/10/26 12:04
自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画を撮影していた。 本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。 そこへ、なぜか突然本物のゾンビが現れ、撮影隊に襲いかかった! 皆が恐怖におののき逃げ惑う中「これが映画だ」と、大喜びで撮影を続ける監督。 撮影隊は、次々とゾンビ化していくのだった…。 ホラー・コメディ。
_ のほほん便り - 2019/10/17 16:56
昨年度の流行語になったほどの、話題作。よって、金曜ロードショウかな? かなり早い段階で、地上波でオンエアされましたよね。噂によると、その好評が追い風となって、第二弾ができるそう。映画の前半37分間は作中劇であるB級ホラーテイストのゾンビドラマを上映し、後半の約60分間は一転して、そのドラマ制作に携わる人々をコメディタッチで描く疑似メイキングフィルムという構成ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品2018年公開時のキャッチフレーズは「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」。 予算3…
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