紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色2025/01/26



「紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色」 ほしお さなえ 角川文庫
新入生オリエンテーションで大忙しだった小冊子研究会へ、ひとりの学生が訪ねてくる。百花が作った「物語ペーパー」を見たという。彼女と活版印刷の話で盛りあがり、研究会の新歓遠足で川越の印刷所の見学に行く事になる。一方、ふじさき記念館が入るビルの取り壊しが正式に決定し、存続が揺らぎ始める。
同じ作者の「活版印刷三日月堂」と話がリンクしていて、三日月堂でアルバイトしている天野さんが、百花と同じ大学に入ってきて、百花の所属する小冊子研究会にやってきたことがきっかけで、川越の三日月堂を訪ねる事になります。仕事も依頼するかもしれないと言っていました。天野さんも、これからも出てくるのかも。ふじさき記念館の仕事に関わる事で、工房見学に行ったり、サイトを作ったり、百花は記念館の為に、大忙しでした。アルバイトの域を超えているけど、本人がやる気に満ちていました。今回は藤崎さんのご両親も出てきました。百花は大学3年生になったので、今後は卒論や就活なども出てくるのでしょう。まだこれから、変化がありそうです。

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