内藤ルネ展 ― 2018/06/10

「Roots of Kawaii 内藤ルネ展」 上野松坂屋店
「カワイイ文化の生みの親」(Roots of Kawaii)と称され1950〜1960年代にかけ、日本の少女文化をリードしたマルチクリエーター内藤ルネ(1932-2007)の展覧会です。師匠は中原淳一です。「じゅにあそれいゆ」などの少女雑誌で、イラストや人形作品を発表していたそうです。年代的に私は知らないですが、その後、パンダのキャラクターなどグッズになっているのも多いので、見たことある人も多いと思います。

こういうグッズです。
写真撮影OKの作品もあります。今見ても、おしゃれなファッションをまとっているし、カラフルな雑貨も古めかしさはなく、かわいいです。

知らない方もいるかもしれませんが、内藤ルネさんは男性です。可愛らしい絵が多いので、初めて知ったときは驚きました。
でも今回の展覧会で初めて知ったこともあります。雑誌の「薔薇族」の表紙絵も内藤ルネさんが描いていたことです。「薔薇族」も知らない人もいるでしょうけど。

例えばこういう表紙絵です。佐原サムというペンネームで描いていたそうです。ちょっとイメージが違かったので、これらの作品も内藤ルネだったのかと会場で驚きました。
コメント
_ レスリー・チュン ― 2018/06/11 23:49
ベレー帽をかぶった女性の絵は、なんか見た事ある感じもしたのですけど、中原さんのお弟子さんですか。やはり、バラ族の表紙も手掛けていたって、性差を超越したセンスの持ち主ってのは、ボーダレスなんでしょうか。
_ spice管理人 ― 2018/06/12 00:50
レスリー・チュンさん
中原淳一さんにたくさん絵や詩を入れた手紙を書いて、呼んでもらって中原先生が主宰する出版社に入社したようです。その後、主要メンバーになっていったみたいです。私生活では薔薇族の編集に関わっていた人のパートナーだったそうです。
中原淳一さんにたくさん絵や詩を入れた手紙を書いて、呼んでもらって中原先生が主宰する出版社に入社したようです。その後、主要メンバーになっていったみたいです。私生活では薔薇族の編集に関わっていた人のパートナーだったそうです。
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