男と女、モントーク岬で2018/06/02


男と女、モントーク岬で

「男と女、モントーク岬で」 ヒューマントラストシネマ有楽町
過去の恋愛の思い出を小説として綴り、小説のプロモーションのためニューヨークを訪れた作家のマックス(ステラン・スカルスガルド)。かつての恋人レベッカ(ニーナ・ホス)と再会するが、レベッカは冷淡な態度をとる。しかし、レベッカからモントーク岬への旅に誘われる。そこは恋人だった2人が訪れた思い出の場所だった……。
ドイツ・フランス・アイルランド合作。人生の経験を積んできた、大人の2人のほろ苦さのある恋愛模様。お互いに忘れられない恋だったのに、どうして別れてしまったのか。別れた後はどうだったのか。主人公はスウェーデンの国民的俳優ステラン・スカルスガルド。
監督は「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ。
元恋人のニーナ・ホスがとっても美しかったです。シックなファッションもステキでした。
男は身勝手で、自分に都合よく考え過ぎているように思いました。
映画全体の色合いや風景がきれいで、良かったです。哲学・文学的な作品でした。ちょっと眠くなってしまう人もいるかもしれません。
冒頭に言っているのですが、とり返しのつかないことをして後悔すること、やらないで後悔すること、それが人生を形づくっているとか。まさにそうですよね。後悔のない人生なんて難しいし、どちらを選べば、どのような人生になったのかと考えていまうものです。別れてしまったけど、忘れられない恋の記憶を、持っている人は多いのではないでしょうか。

★★★★☆ 4-