闇に咲く おいち不思議がたり2018/06/21


闇に咲く

「闇に咲く おいち不思議がたり」 あさの あつこ・著 PHP文芸文庫
江戸深川、菖蒲長屋で分け隔てなく患者に接する父のような医者になることを夢見て、仕事を手伝っているおいち。そんなおいちのもとに、商家の若旦那が相談に来る、亡き姉の影に怯え、救いを求めてきたのだ。おいちにはこの世に思いを残して死んだ人の姿が見えるという不思議な能力がある。若旦那が、来る前から強力な予感があった。一方、深川界隈では連続して夜鷹が殺される事件が発生していた……。
『おいち不思議がたり』シリーズの第3弾です。前の本を読んでから少し時間があいてしまったので、ちょっと記憶があやふやなところがありました。岡っ引きや飾り職人との関わりなど、前に出てきた登場人物がおいちとどう関わったのだっけと思いました。でも読み出すと面白くて止まらなくなってしまいます。ちょっと暗い内容だったけど、楽しめました。