白い沈黙2015/10/31

白い沈黙
「白い沈黙」 TOHOシネマズシャンテ
ある冬の日、ちょっと離れたすきに車の後部座席にいた9歳の娘がこつ然と姿を消す。父親のマシュー(ライアン・レイノルズ)は、容疑者として疑われ、取り乱した妻(ミレイユ・イーノス)もマシューを非難する。幸福だった家族が崩壊。事件から8年後、娘の生存を匂わす手がかりが、いくつか浮上する。娘の失踪の真相とは…。
不可解で、異様な犯罪で、インターネットの時代が反映されています。深い雪の風景と、時にはファンタジックに見えるところもあります。同じアトム・エゴヤン監督の「スイートヒアアフター」を思い出します。
他の監督作品だけど似ている設定なのは「プリズナーズ」。突然娘をさらわれて、やみくも捜し続ける父親。
もっとドラマチックに作ることもできそうだけど、ちょっと控えめな感じが良いです。女刑事の失踪も関わっていて、時間軸が初めはわかりづらいのですが、あえてそのように見る人を考えさせるようになっているみたいです。誰がどうなって、何が起こっているのか、混乱させておいて、だんだんとストーリーが見えてくるのです。惹きこまれました。
映画見てから知ったけど「アデライン、100年目の恋」のブレイク・ライブリーはライアン・レイノルズの今の奥さんなんですね(元妻はスカーレット・ヨハンソン)。夫婦に楽しませてもらいました。ライアン・レイノルズ出演の「黄金のアデーレ 名画の帰還」も見たいです。

★★★★☆ 4+

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