ゆめつげ2015/10/29

ゆめつげ
「ゆめつげ」 畠中 恵・著 角川文庫
江戸は上野の小さな神社で神官を務める、のんびり屋の兄・弓月としっかり者の弟・信行。弓月は、夢に入って過去や未来を見る“夢告”ができるのだが、あまりあてにならない。何を見込まれたのか、生き別れになっている大店の一人息子の行方を見てほしいという依頼を受ける。礼金をもらえるというので、弟と供に出かけるが、事態は思わぬ方向に…。
能力はあるのだけど、なかなか難しいようで、簡単には結果が出ません。命の危険も訪れます。謎解きやスリルもあり、兄弟がお互いを大切に思っていることが伝わるのは良かったです。でも、最後があっけなく終わってしまったような気がしました。