舞妓はレディ2014/09/01

舞妓はレディ
「舞妓はレディ」 ニッショーホール(試写会)
京都の下八軒のお茶屋に、舞妓になりたいという少女・春子(上白石萌音)が現れる。身元がわからず、紹介もないし、おまけにひどい訛りがあるので、女将(富司純子)に断られる。そこにたまたま居合わせた言語学者の京野(長谷川雅己)が興味を持ち、自分がその訛りを直すという賭けのようなことをして、無事に春子は見習いになることができる。しかし、花街の厳しいしきたりや稽古、慣れない言葉づかいに苦労して、舞妓になるという夢が揺らぎ始めると、突然声がでなくなってしまう…。
周防正行監督作品なのですが、ビックリしました。全編ミュージカル過ぎるほどのダンスと踊りなんです。純朴な少女が頑張って、女将さんや先輩たちにアドバイスしてもらい、成長していく良い話でした。でも、いきなり歌いだすのが、初めは慣れなかったんですけど、見ているうちに、だんだん慣れていきました。上白石萌香ちゃんが、歌が上手でした。みんながそれぞれに歌って面白いんですが、ちょっと多すぎるくらいです。もっと削ってもいいかもと思いましたけどね。でも、最後はすっかり楽しい気分になって“舞妓はレディ~♪”という歌が、ぐるぐるしてきます。
富司純子さんは貫禄もあって、着物にも慣れているし、お茶屋の女将にピッタリです。監督の奥さんである草刈民代さんは、日本舞踊もダンスも体幹が鍛えられているスッと整った踊りで、美しいです。「Shall we ダンス?」のメンバーも出ていて笑えます。

★★★★☆ 4-